この日は佐藤さんの編集の手伝い。10:00までに「銀座ビデオテック」というスタオに来るように言われていたので、9:30すぎに行く。入口にあるスタジオ管理表のようなものから「EDIT C」という部屋で編集をするということがわかるが、行ってみても誰もいなかったのでしばらく入口付近で待っていた。9:50ごろになってスタジオの方が僕のことを不審に思ったのか声をかけてくる。
「どなたかお待ちですか?」
「日経映像の者ですが、他のスタッフを待っているんです」
「でしたらそこのソファーか、奥のC編でお待ちになっててください」
僕は奥にあるEDIT Cに行ってみた。しかし、土足で入っていいのかどうかわからなかったので入口付近で待っていた。するとスタジオの方が1人中に入っていたので、土足で入っていいかどうか聞いてみる。
「どうぞどうぞ」と言ってくれたので、僕は中に入り、背面のイスに座って待つ。
10:00ごろ佐藤さんから電話が入る。30分ぐらい遅れるのでEDITシートを渡して待っててもらうように伝えてくれとのことだった。それから、コーヒーセット(18人分)を注文しておくように言われた。スタジオの方からメニューを借りてコーヒー宅配の会社に電話して注文する。
1人で座っているとものすごく緊張した。そもそも何をやっていいのかわからない。もう1人スタジオの人が増え、2人で何事かをやっていた。おそらく今日の編集の準備だろうということはわかったのだが、何をやっているのかは全くわからなかった。ときどき「ここの・・・はどうしましょう?」と質問されたが全くわからなかったので、素直に「すみません。わからないのでディレクターが来るまでお待ちください」と言う。「佐藤さん、早くきてくださいよ」と心の中で強く思う。とりあえずテロップをスタジオの方に渡しておく。10:15ごろ、2人は一通り準備を終えたのか、スタジオから姿を消す。
10:28、佐藤さんが現れる。オペレーターと少し打ち合わせをして編集が始まる。僕は佐藤さんからオペレーターを紹介され、名刺を交換する。編集が始まってしばらくしてコーヒーが届く。その場でお金を払い、ポットに入ったコーヒーとコップ、ミルク、砂糖を受け取る。コーヒーを人数分注ぎ、みなさんに渡す。
編集が始まってしばらくしてからテロップ入れの作業になった。ここで1つ誤字を発見。昨日のチェックで見つけられなかったものを1つ発見。「月間MVP」が「月刊MVP」になっていた。他のテロップから「間」という文字を探してみたが見つからなかった。どうしようかと思っているときに、オペレーターが他の作品で使用しているテロップの中から文字を探してきてくれて、とりあえず事なきを得た。テロップは編集当日でもなんとか手直しできるものだということがわかったが、やはり事前にしっかりチェックしておかなければならないということを痛感した。
それからしばらく映像をつなぐ作業が続く。僕は見ていても誰が何をやっているのかさっぱりわからなかった。オペレーターはキーボードのようなものをカタカタとたたいているだけなのに映像はどんどんつながっていく。機械の構造がさっぱりわからなかった。とりあえずはモニターをしっかり見て、みなさんのコップが空になるとコーヒーを注いで・・・といったことをやりながら時間がすぎていった。
佐藤さんんはときどき僕にいろんなことを教えてくれた。「編集中、ADはテロップに間違いがないかしっかり確認しなきゃいけない」と言われ、テロップが入る場面には原稿と画面をじっくりと見比べ、間違いがないか入念にチェックした。
編集は基本的にEDITシートをもとに進んでいく。ディレクターは当日、エフェクトの指示、文字の配置、色などを指示する。ときにはつなぎのタイミングを微妙に変えていったりもしていた。
12:00ちょっと前に佐藤さんから「昼メシ注文しようか」と言われ、メニューを見ながら考える。みなさんに注文を聞き、スタジオ内の電話で注文する。12:30ごろ昼食が到着。みなさんに配り、お茶を人数分準備する。
13:00ごろから作業再開。午後は昼食の後ということもあり、何度か睡魔が襲ってきたがなんとか耐える。
17:30ごろ編集は終了。18:00ごろに帰社。すると机の上に資料やらFAXがたくさん置かれていた。まずはロケ費仮払いの43万円を受け取りに行く。そして遠藤さんとロケスケジュールや取材企業の状況を打ち合わせる。その後、大津さんからロッカーの配置、使い方、そしてVHSテープへのラベルの貼り方を教えてもらう。