ロケハンの日程調整で大慌て

 今日は8:30に目覚まし時計をセットしていたのだが、気がついたら10:30だった。あなおそろしや。先日買ったばかりの信じられないぐらい音の大きい目覚まし時計のベルに気がつかなかったのである。とりあえず急いでシャワーを浴びて身支度を整え部屋を出る。会社に着いたのは11:15ごろだった。
 今日は昼過ぎから日機連99のディレクター、林さんが台本の打ち合わせで会社に来る。それまでに諸々の準備を整えておかなければならない。まず、12月7日のロケハンのための新幹線指定席の手配。このロケハンには僕は同行せず、ディレクター1人で行くことになる。そのため、今日の打ち合わせのときにキップを手渡さなければならないのである。電話予約で朝早い便を予約する。そしてすぐに会社の近くの近畿日本ツーリストに行ってキップを購入する。ちなみに7日のロケハンは午前中に島津製作所、午後に三菱重工業をそれぞれ見せてもらうことになっている。今回はカメラマンとADの僕が同行しないため、林さんには現場の様子を8mmで撮影してきてもらう(DVは他のチームが使用する予定が入っていたため、今回は古い8mmカメラになってしまった)ことになった。8mmのバッテリーは昨日の段階で充電が完了していたので、カメラケースの中にバッテリーとチャージャーを入れておく。
 13:20ごろ、林さんは現れた。そのまま会議室に案内し、プロデューサーの阿部さんも含めた3人で台本の打ち合わせをしていく。台本はこれまでのロケハンを受けた内容に変更されていた。あとは島津製作所と三菱重工業のロケハンを済ませれば文章が書き上がるといった様子だった。しかしこの話の中で1つ問題点が吹きあがる。熊本にあるNEC九州の工場の様子がどうしてもわからないのでロケハンに行きたいと林さんが言い出したのである。そこで急遽NECへのロケハンが決定する。この後台本の打ち合わせをだいたい済んだところで、林さんに新幹線のチケット、現場の地図、8mmカメラを渡し、細々とした事務的な打ち合わせをする。その後阿部さんと林さんでギャラの話が始まったので、僕は会議室を出て自分の机に戻る。
 自分の机に戻るとすぐにNEC九州の担当者に電話をかける。そしてできるだけ早くロケハンをさせてほしい旨を伝える。すると相模原にあるNEC本体の半導体部門の広報担当に一度話を通してほしいという連絡を受ける。ややこしいことになってきた。だいたいの場合、仲介にこういった広報が入ると話が長くなる。しかし今の状況で返事が遅くなってしまってはロケハンの日程自体が遅れてしまう。そうなるとロケ自体も遅くなってしまうので、なんとか早く回答をもらわなければならない。すぐに相模原の広報担当に電話をかける。一気に事情を説明して、ロケハンさせてほしいという旨を伝える。すると調整して別の担当から電話をかけさせると言われる。仕方がないので了承して連絡を待つ。こういう連絡は得てして遅くなる。どうなるか不安だったが、意外にも30分ほどして電話がかかってきた。非常にキビキビした感じの人で、話が非常にすんなり伝わる。「これなら大丈夫かもしれない!」と思いながらロケハンしたい旨を伝える。先方としてはどういう撮影内容かを知りたいということだったので、すぐに撮影項目をまとめてFAXで送る。30分ほどして再び電話してみると、NEC九州との調整もつき、希望通り12月8日もしくは9日でロケハンをさせてもらえるということになった。詳細はNEC九州のセンター長に聞いてほしいということだったので、すぐにセンター長に電話をかける。7日と8日なら時間はいつでもよいということだったので、7日の10:30に伺うと伝える。なんとか今日中にNEC九州の日時を決めることができた。ちょっとホッとしたが、安心するのはまだ早い。すぐに飛行機のチケットを手配しなければならない。
 12月7日に新幹線で京都の往復のキップを手配していたので、そのうち帰りのチケットを使用せずに持ち帰ってもらい、7日は午後からの三菱重工業のロケハン終了後、そのまま伊丹空港に行ってもらって、そこから熊本空港に飛んでもらうことにした。手元にはロケ費がなかったので、とりあえず予約だけ入れておく。そしてすぐにロケ実行予算表と伝票を作成し、プロデューサーに渡す。これでとりあえず明日にはお金が出る。そうしたらキップを買いに行けばよい。うちの会社ではロケで地方に行く場合はチケット屋でキップを買わなければならない。だいたいは茅場町のアドチケットで購入するので、とりあえず電話して「伊丹→熊本」と「熊本→羽田」のキップを取り扱っているかどうか確認する。すると「伊丹→熊本」のキップは取り扱っていないということだった。「熊本→羽田」も発券はできるが翌日になってしまうということだった。ということは「伊丹→熊本」は確実に通常料金で買うしか手はなくなってしまう。「熊本→羽田」にしても、明日依頼を出して明後日もらうというのでは、林さんにチケットを送る時間がなくなってしまう。仕方がないので通常料金でチケットを購入してもよいか経理部に確認に行く。するとどうしてもない場合は仕方ないが、経理担当常務の佐田さんに確認してみないことにはわからない。と言われたので、すぐに佐田さんのところに行く。すると佐田さんは今日は1日中外出していて戻ってこないことになっていた。こういう要職にいる人がうかつに外出されてしまうとヒジョーに困ってしまう。とりあえず自分のフロアに戻ってプロデューサーの阿部さんに事態の経緯を報告する。すると「通常料金はダメ。なんとかしろ」と言われてしまう。仕方がないので、別のチケット屋を探してみる。すると日本橋に「大黒屋」というチケット屋があるということだったので、すぐに電話してみる。するとどちらの航空路線も取り扱っているということだった。値段も通常料金よりは比較的安くなる。これならばなんとかなるようだった。明日は大黒屋でチケットを購入することに決めた。
 これでなんとかロケハン日程は一通り決まった。全ての手続きのメドが立ったのは18:30ごろだった。それからは大同生命コンプライアンスのVPのディレクター、野々上さんから頼まれた作業にとりかかる。うちにあるパソコンをファイルをZIPのディスクに入れて渡してほしいということだった。うちの会社にはZIPがプレゼンルームと僕の個人所有のものの2台しかない。とりあえず僕の私物のZIPドライブにディスクを入れてフォーマットを始める。しかしどうも調子がおかしい。いまいち正確にディスクを認識してくれない。仕方がないのでプレゼンルームのパソコンを使おうと思ったのだが、プレゼンルームのあるフロア(プレゼンルームは総務、経理のフロアの中にある)の鍵が閉められていた。ちなみに僕の持っているカードキーでは総務、経理のフロアに入ることはできない。仕方がないのでこの作業は明日やることにした。
 その後は昨日と同じくひたすら「幼児交通安全教育」ビデオの企画書作成をする。必要とされる項目を順番に並べ、簡単な演出方法を考えてみる。そういう作業をやっているうちに、時刻は0:00を越えてしまった。すぐに荷物をまとめて会社を出る。0:20の最終電車に乗って帰る。


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