暇な1日

 正直言って、今日は1日暇な日になることは予想がついていた。今担当している作品は2本ともロケにも至っていない状態だし、打ち合わせもとりあえず一段落ついている。そのため、今はディレクターが構成を考えているような段階なので、アシスタントの僕はそれほど仕事がないのである。昨日の段階で今日が暇な日になることはわかっていたので、久しぶりに休みをとろうかと思っていたのだが、休日届けを提出するのが遅くなったため、仕方なく出勤することにした。
 今日目が覚めたのは10:40。いくらなんでも遅すぎだったので、急いでシャワーを浴びて身支度を整えて部屋を出る。会社に着いたのは11:30ごろ。会社に着いて鞄から荷物を出したところで、「さて、何をしようかな」という状態になる。本当に何もやることがなかったのである。
 この日記を読んでいる人は「ADなんて毎日ものすごいハードな生活を送っているので、休む暇なんてないんじゃないの?」と思っているかもしれないが、時と場合によってはちょっとした暇が生まれてくるものなのである。レギュラーのテレビ番組を担当している人は常時一定の忙しさがついてまわるような生活なのだろうが、僕の場合はビデオ制作がメインである。ビデオの場合はものにもよるのだが、一般的にテレビのレギュラーよりは制作期間が長い。そのため、一つの作品が完成して次の作品が本格的に始まるまでの間、ちょっとした空白期間が生まれることがある。そして今がまさにその時期なのである。ちなみにビデオの制作はテレビより期間が長いから楽なんじゃないかと思うかもしれないが、テレビと違いビデオの場合は複数の作品を同時に担当するため、忙しいときはものすごく忙しい生活を送ることになる。そこそこ忙しい生活をコンスタントに続けるのがよいか、一時期にものすごく忙しい生活を送り、そうでないときは比較的暇な生活になるという方がよいのか、これは個人の仕事のリズムによるところが大きいだろう。ちなみに僕は後者の方が自分に合っているような気がする。
 昼前にちょこっとだけ先輩の企画書作成の手伝いをしたが、それ以外の時間は全て暇をもてあましていた。仕方がないので、昨日買った「環境機械」という本を読み、日機連99で使えるネタがないかどうか見てまわる。インターネットのホームページでも、環境に対する技術で特筆すべきものがないかどうか探してみる。とりあえず幾つかは見つかったので、プリントアウトして保管しておく。明日は日機連99の撮影台本について、プロデューサーの阿部さん、ディレクターの林さんとの3人で打ち合わせをすることになっている。そのため、とりあえず資料だけは揃えておく。
 そういうことをやっている間に時間は過ぎていき、22:00ごろ荷物をまとめて会社を出る。


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