TBSに先を越された!

 今日は会社に行く前に文京区役所に行く。印鑑登録をし、証明書をもらう。そのまま後楽園から丸の内線で大手町へ、そこから東西線に乗り換えて茅場町で降りる。今日は朝から腹が減っていたので、ampmでサンドイッチを買って会社に行く。会社に着いたのは10:50ごろ。
 会社に着くとすぐに内田さんから用事を頼まれる。なんでもAdobe PageMakerのファイルをメールで2人に送ってほしいということだったのだが、相手のうち片方がMacユーザー、もう片方がWinユーザーなので、それぞれに変換してそれを圧縮して送らなければならない。元々のファイルがMac版で作成されたものなので、Mac版はそのままStuffIt形式で圧縮して送信する。問題はWin版だった。PageMaker6.5の拡張子が何かわからなかったので、マニュアルをじっくり読んで拡張子の書いてあるページを探す。すると幾つかそれっぽいのがあったのだが、「これ!」というのがなかった。仕方がないのでそのうち一番それらしいものをつけて、Zip方式で圧縮して送信する。圧縮したとはいえ、ファイルサイズは4MBもある。本来はメールで送るには不適当なサイズなのだが、上司からの指示なので仕方なく送る。しばらくするとエラーメッセージとともにメールが戻ってきた。おそらくメールアドレスの打ち間違いだろうと思ってもういちど名刺をよく見ながらアドレスを記入する。しかしアドレスは間違っていなかった。何が原因かわからなかったのだが、とりあえずもう一度送ってみる。
 12:30ごろ佐藤さんから日経BP社に届け物を頼まれたので、すぐに出かける準備をする。出かける前に母校の立命館大学に電話を入れる。先週の金曜日、福田さんが担当している「こどもチャンネル」で「チェロの奏者に出演してもらいたいと思っているんだけど、関西でだれか知り合いがいない?」と聞かれた。あいにく知り合いはいなかったのだが、母校に頼めばなんとかなるだろうと思い、立命館大学広報課で僕が在学時代から知っている職員の人に電話して立命館大学交響楽団でどなたか推薦してほしいと連絡していたのである。そして今日の10:15ごろ、学生センターの人から僕宛に電話がかかってきていたので、折り返しこちらから電話してみる。すると「企画の概要をもうちょっと詳しく教えてほしい」「どういう曲を演奏することになるのか教えてほしい」と言われたので、口頭で一通り伝える。僕も大学在学中にテレビ、ビデオ、ラジオ、新聞、雑誌といった様々なメディアからの取材を受けてきたので、大学側が学生をメディアの取材に斡旋するシステムはだいたいわかっている。そのため、今回の取材依頼は非常にやりやすかった。とりあえず学生センターの方との電話で、決まり次第連絡をくれるということになった。電話を終えたところですぐに会社を出る。
 営団地下鉄東西線に乗って九段下で半蔵門線に乗り換え、永田町で降りる。長い長いエスカレーターを上り、地上に出て歩いてすぐのところにある日経BP社に入っていく。5階の販売部に行くと担当の方は不在だった。そこで別の方にビデオテープを手渡し、僕はそのまま茅場町に戻る。
 会社に戻ってからしばらく日機連99の調べものをしていると、15:00ごろにディレクターの林さんが現れた。先日の台本の打ち合わせを反映させた台本最新稿をもらい、それをコピーして会議室に持っていく。しばらくするとプロデューサーの阿部さんが外まわりから戻ってきたので、打ち合わせを始める。台本を見ながら取材先企業をどのような切り口で扱っていくか考えていく。その上で、今の段階では取材予定企業を多めに入れこんでいるのを徐々に絞り込んでいく。とりあえず今日の段階でなんとなくビデオの骨格のようなものができあがってきたので、あとはもう少し詳しいナレーションを仮につけてみて、それらをまとめた台本をスポンサーに提出するだけとなった。それはそれでよいのだが、実は今日ショックな事実が判明した。それは今日の打ち合わせの時に林さんが持ってきたビデオテープを見たとき明らかになった。そのテープとは昨日放送されたTBSの報道特集を録画したものだった。今幕張メッセで行われている東京モーターショーを扱った内容だったのだが、その中にクリーンエネルギー自動車の話が出ていた。最初はハイブリッド自動車の話だったのだが、その続きになんと燃料電池自動車の話が出てきた。しかも駆動部の燃料電池とその車の走行シーンが出ていた。映像の量としてはそれほど多くはなかったのだが、それこそまさに僕らが撮影したいと思っていたものだった。実は先日、トヨタとホンダの広報に電話して、この日機連99で燃料電池自動車を撮影させほしいとお願いしたとき、「トップシークレットなのでダメです」と言われたばっかりなのである。これはかーなりショック。僕が取材交渉してダメだと言われたものをTBSは既に取材していたのである。何がダメだったのだろう?電話の時のオシが弱かったのだろうか?熱意が伝わらなかったのだろうか?いずれにしてもこのまま済ますわけにはいかないので、再度取材依頼をしてみることにした。
 打ち合わせが終わると、すぐにスポンサーの日本機械工業連合会の担当の方に電話し、さっき見たばかりの報道特集の話をする。その上で、日本機械工業連合会の方から、その団体会員でもある日本自動車工業会の方に話をしてもらうようにお願いする。担当の方は快く引き受けてくれた。これで前より少しは話がしやすくなる。その上で僕の方からもう一度取材依頼の電話を入れる。そのときは、当然「TBSも取材したじゃないですか」というようなことも言っていく。卑怯かもしれないが、かといって撮影できなければ話にならない。TBSの場合は報道の取材なので、僕らのようなVPとは取材の性格が違うといえば違うのだが、それでも他社が取材しているのに僕らが取材できないというのは納得できない。相手がいくら東京キー局であろうと負けるわけにはいかない。「なんとしてでも取材許可をとってやる!」と心に堅く誓う。
 電話が終わり、ふとメールの確認をすると、午前中に送ったはずのメールがまたかえってきていた。どうしたことだろうと思い、エラーメッセージを読んでみると、相手側サーバーが2.3MB以上のファイルは受信を拒否するというようなことが書いてあった。僕の送ったファイルは4MBなので余裕でオーバーしている。仕方がないのでファイルを分割して送ることにした。ここで問題発生!僕はWindowsでのファイルの分割方法を知らないのである。Macintoshならば分割なんて簡単にできるのだが、Windowsではやったことがないのである。とりあえずWinZipを開いてプロパティやら設定やらを見てまわる。しかしどうしても分割に関係あるような項目は見つからなかった。そこでZIP方式はあきらめ、RARに切り替えてみる。WinRARを開いて設定項目を見てみると、英語で書かれててよくわからなかったのだが、なんとなくそれらしい表示があった。とりあえず試しに圧縮をかけてみると、うまい具合にファイルが3つに分かれてくれた。ただ、相手はRARなんていうマニアックな形式を解凍できる環境じゃないと思うので、自己解凍形式にして再び3分割する。それをメール3通に別々に添付して送信する。これでおそらく大丈夫だとは思うのだが、万が一開くことができなかった場合、ファイルを直接相手に渡すことができるように、MOにも元のファイルを入れておく。もしダメなら明日後輩の秋山さんが直接MOを相手に手渡しに行くことになる(そもそもこの仕事は秋山さんの担当だったのだが、秋山さんは今日ロケだったため、代わりに僕がやることになった)。さらに念を入れて、PageMakerファイルがうまくWindows版に変換されない場合のことも考えて、ファイルをPDF形式に変換して元ファイルと同じMOに入れておく。
 メールの一件が終わったところで、たまっていた雑務にとりかかる。20:30ごろ会社を出る。

※注
うちの会社ではコンピュータの操作、メンテナンスなどに関しては僕が3番目に詳しい。1番詳しい人はうちの部の次長兼プロデューサーなので、誰もが気楽にものを尋ねたりお願いできるわけではない。2番目の人は入社4年目、僕はまだ入社2年目である。そのため、コンピュータ関係で何か不調、疑問があると、そういうことは必然的に僕のところに集まってくる。


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