両親と食事
 目が覚めたら時刻は既に14:00だった。シャワーを浴び、身支度を整え部屋を出る。まずは早稲田のマクドナルドで昼食。その後東西線に乗って茅場町へ。会社に着いたのは15:30ごろだった。
 早速昨日やりかけで帰った栃木県CMの企画案作りの作業に取りかかる。昨日の段階でほぼ完成していたので、今日は写真を幾つか差し替え、全体の体裁を整え、表紙をつける作業ぐらいで終わった。一通り作業が終わったところで企画案をプリントアウトし、それに制作スケジュールをつけてプロデューサーの内田さんにFAXで送る。
 企画案の作業が終わると、今度はここんとこ受賞が続いている「未来につなぐ名工の技」の英語版をコピーする作業を始める。というのも、この作品を今度はオランダで開かれる国際産業映画祭に出品することになったのである。そのため、再びコピーやらエントリーシートの作成をやらなければならなくなったのである。とりあえず今日のところはテープのコピーだけやり、エントリーシートは月曜日に作成することにした。
 17:20ごろ会社を出て、早稲田に戻る。今日は両親がたまたま旅行で東京に来ているため、一緒に夕食をとることになっている。先日、電話で待ち合わせ場所をどこにするか話しているとき、父親はとりあえず僕の部屋を見てみたいということだったので、早稲田で待ち合わせることになった。父親は学生時代を早稲田で過ごしているので、待ち合わせしやすいだろうと思っていたが、父親が知ってる場所はもはや全てなくなっており、なかなか場所が決められなかった。父親が東京にいたのは40年前のこと。そりゃいろんなものが変わっているのも当然かもしれない。当時から全く変わってない場所はどこかと考え、結局早稲田大学の大隈講堂の前で待ち合わせということになった。
 待ち合わせ時間の18:00ちょっと前から大隈講堂前で両親を待つ。当然のことながら、まわりは学生ばっかりである。しかしまだ僕もこの風景にとけ込んでいるような感じがした。踊りの練習をする学生、発声練習をする学生、そういう人たちを見ながらのんびり両親を待つ。しばらくすると、カジュアルな格好をした父親と母親が現れた。そのまま一緒に僕の部屋に案内する。しばらく部屋でおしゃべりをした後、一緒に食事に行くことになった。
 どこに行くか考えながら歩いていると、父親が「リーガロイヤルホテルのレストランで食べるか」と言ってきたので、そうすることにした。僕ら3人はものすごくカジュアルな格好のまま、リーガロイヤルホテルの「なにわ」という懐石料理屋に入る。コースで出てくる料理をのんびり食べながら、兄のこと、親戚のことなどいろんな話をする。やはり両親といると、ものすごい安心感がある。一人暮らしを始めてすでに7年目に入ろうというのに、やはり両親の存在の大きさを感じずにはいられなかった。
 20:00ごろ食事を終え、両親を江戸川橋まで送っていく。両親はそのまま歩いて音羽にあるホテルまで行くとのことだった。僕は両親と別れ、早稲田に戻る。