初めての横浜アリーナ
 今日は気合いを入れて8:00に起床。仕事もないのになぜこんな時間に起きるのか?実を言うと今日はこれから横浜アリーナに行くのである。そう!今日は「K-1 WORLD GP 2000 in 横浜」が横浜アリーナで開催されるのである。そして今回、僕は運良くチケットを手に入れることができたのである。
 身支度を整えて9:00ごろ部屋を出る。東西線に乗って九段下へ、そこから都営新宿線に乗り換えて調布まで行く。今日は僕だけでなく、同じ会社の佐藤さん、秋山さんと一緒に行くことになっている。そこで、佐藤さんが車で連れて行ってくれるとのことだった。待ち合わせ時刻は調布駅前のバスターミナルに11:00。ところが僕が到着したのは10:00ごろ。あまりにも早く着きすぎてしまったので、近くの珈琲館で朝食をとりながら時間をつぶす。
 11:00ちょっと前に珈琲館を出て、再びバスターミナルに行ってみると、ちょうど佐藤さんの車が到着したところだった。車に乗り込み、一路新横浜へ向かう。新横浜に着いたのは11:30ごろ。ちなみに横浜アリーナの会場は13:00、試合開始は15:00から。まだかなり時間があったので、ラーメン博物館に行く。館内は夏休み、日曜日、昼食時というのが重なり、人でごったがえしていた。そんな中、僕らは比較的すいているラーメン屋に入り、素早く食事を済ます。その後、館内をぐるっと見てまわり、揚げパンを食べたりコーヒー牛乳を飲んだりしながら時間をつぶす。
 13:30ごろ、いよいよ横浜アリーナの中に入る。ただ、それでもまだ時間が余っているので、ホワイエのイスのあるところでのんびりおしゃべりしながら開始時間を待つ。14:30ごろ、いよいよ中に入る。ちなみに佐藤さんと秋山さんは隣同士の席。僕は1人だけ離れた場所なのである。2人と別れて自分の席を探す。ようやく自分の席にたどり着いたとき、ふと隣の席に座っている人を見てみると、奇遇なことに同じ会社の後輩、東がいた。ものすごい偶然である。2人で格闘技について話しながら試合開始時間を待つ。
 ちなみに僕は横浜アリーナに来るのは初めてである。僕が持っているライブビデオの中には、横浜アリーナで集録したものが幾つかある。そういう映像を見るたびに、「一度は横浜アリーナに行ってみたい」と思っていたのである。そして今日、初めて中に入ってみたのだが、想像していたより広いホールだった。もっとこぢんまりとしているのかと思っていたのだが、冷静に考えてみたら数々の有名ミュージシャンがライブを行うような場所がこぢんまりとしているはずがない。ただ、音に関しては非常にお粗末なものだった。今回はコンサートではないので、特別にPAを組んだりしていないから仕方ないのかもしれないが、それにしても悪い音だった。そもそもホール全体の反響がよくないのだろう。
 15:00ちょうどにいよいよ「K-1 WORLD GP 2000 in 横浜」がスタート。まずは照明と花火による派手な演出から始まる。続いて石井館長挨拶、レフェリー紹介、リングレディ紹介などが行われる。そしてようやく1試合目がスタート。今回は8名の選手によるトーナメント形式で試合が進んでいく。まず最初はピーター・アーツvsシリル・アビディ。ピーター・アーツが登場するときは、会場中が振動するぐらいの拍手と声援が横浜アリーナを包みこんだ。ところが、試合になるとどうもピーター・アーツの様子がおかしい。攻撃に冴えがない。そしてついにはノックダウン、そこにタオルが投げ込まれて試合終了。どうしたのだろうか?アーツがノックダウンした際、アビディは特に何の攻撃も加えていなかった。むしろ、自分から突然倒れ込んだといった感じに見えた。全ては謎のままである。
 試合が進み、いよいよ4試合目。僕が大好きな、極真のフランシスコ・フィリオが現れた。対戦相手は日本人の中迫剛。フィリオはとても慎重に試合を進めていた。アグレッシブに攻めてかかることはなく、むしろ攻撃を受けながら相手のスキを探しているようにも見えた。結果はフィリオの判定勝ち。フィリオは続く準決勝でイギリスのマット・スケルトンと対戦。スケルトンは重いパンチをガンガン打ち込み、序盤はフィリオが不利に見えた。ところが第2ラウンド中盤で、スケルトンの顔面に決定的な右アッパーをくらわせ、試合を終わらせる。とても素晴らしい。極真の神髄を見た気がした。
 ちなみに試合中、僕は普通に応援していたのだが、フィリオの試合のときだけ、デジカメを取り出し写真を撮りまくっていた。本来、写真やビデオの撮影は禁止されているのだが、撮らずにはいられなかった。実を言うと、今日の試合のために、デジカメ用の望遠レンズを買おうかと思っていたのである。ところが、望遠レンズなんて普段全く使う機会がないので、このためだけに買うのももったいないと思い、買うのをあきらめたのである。
 決勝戦を見た感想は「素晴らしい」の一言に尽きる。フィリオの活躍もすごかったのだが、対戦相手のシリル・アビディのアグレッシブな姿勢が一層試合を引き立たせた。特に、アビディがコーナーに追いつめられ、フィリオの連打をくらっているにも関わらず、パンチを振り払って攻撃に転じるところなんて、普通じゃ絶対できない動きである。試合を決めたフィリオの左ローキックもすごかった。もしも僕がくらったら一発で複雑骨折だろう。というより、足そのものが骨ごとぶっちぎれているかもしれない。それほどすごいパワーを込めたキックだった。さすがのアビディも立っていられなくなり、タオルが投げ込まれた。
 K-1は前々から好きだったのだが、実際に目の前で試合を見たのは今日が初めてである。演劇にしてもアメフトにしてもそうなのだが、テレビで見るより現場で見た方が、当然のことながら断然おもしろい。できれば12月に行われる東京ドームの試合も見に行きたい。ただ、その時期はおそらく仕事が詰まって絶対に行くことはできないだろう。
 試合終了後、再び佐藤さん、秋山さんと一緒に車に乗って新横浜を離れる。帰りにファミレスで食事をして僕はJR武蔵境駅まで送ってもらう。そこから中央線に乗り、中野まで出る。ここで営団地下鉄東西線に乗り換え早稲田で降りる。