ちょうどよい時間だったので、モゾモゾとベッドから抜け出し、みのもんたを見ながら身仕度を整える。13:00ごろ部屋を出て、今日は有楽町線江戸川橋に向かって歩いていく。神田川沿いの桜は全ての葉が散り、黒々とした幹だけが細々と立っているような状態だったが、静かな川の流れと時折吹いてくる冷たい風という、冬のイメージには非常によくマッチしているように感じた。
江戸川橋から有楽町線に乗り込み、隣の飯田橋で降りる。ここで南北線に乗り換え、これまた隣の後楽園で降りる。後楽園に何の用かというと、文京シビックセンター(文京区役所)に住民票をとりにきたのである。2階の住民票発行窓口に行き、申請書類を記帳台で書き込み、窓口で提出する。待合ロビーに腰を下ろした瞬間、「ハヤタさーん」という声がかかった。思ったより素早い対応にびっくりしたが、何事もなかったかのように住民票を請け取りシビックセンターをあとにする。
後楽園の駅に戻り、今度は丸の内線で銀座に出る。そこから歩いて丸の内警察署に行く。なぜ警察署なのかというと、実は僕は今が運転免許の更新時期なのである。普通なら都内の人は鮫洲の運転免許センターに行くのだろうが、鮫洲まで行くのはとてもめんどくさい。違反歴のない人は鮫洲でなくても更新ができるとのことだったので、手近な丸の内警察署で済ますことにしたのである。
警察署に入ると、すぐに免許更新に関する部署があった。更新するのは初めてなので、おそるおそる部屋の中に入って行ってみる。すると、けっこう大勢の人がなにやら手続きをしている様子だった。近くにいた警察の人に「あのー、手続きはどうやるんですか?」と聞いてみた。すると、「それじゃまず写真と古い免許証!」と言われた。すぐに鞄の中から取り出す。ついでにさっきとってきたばかりの住民票を手渡し、免許証記載の住所から変更になったことを伝える。すると、免許が本当に更新時期かどうか調べるため、違う窓口に行くように指示される。言われるまま違う窓口に行き、免許証を手渡すと一瞬のうちに「はい大丈夫です」と返事をされた。再び最初の窓口に戻り筒付きを続ける。証紙を買い、書類を書き、視力を測定し、写真を撮る。これらの作業がシステマティックに過ぎていき、最後に「では14:25まで外でビデオを見ていてください」と言われる。言われるがまま、部屋の外に設置された簡易ビデオ視聴スペースでビデオを見る。交通安全教育のビデオだったのだが、僕は仕事柄こういうビデオに敏感に反応してしまう。オーソドックスな作りのビデオだったが、事故の再現が異様にリアルだった。本当に車と車がぶつかっているし、ときには人をはねたりしている。「そこまでリアルにすることないのに・・・」という気持ちと同時に、「これはスタントマンを使ってるのかな?」「スタントマンのギャラって高いのかな?」という疑問がわいてきた。今までそういうタイプのビデオを作ったことがないので、実際の相場がいまいちわからない。いずれこういう作品のコンペがあるかもしれない。そういう機会に調べてみたらおもしろいだろう。
14:25ちょうどに窓口に顔を出し、免許証をもらう。写真を撮られることを意識していなかった僕は、今日、ヒゲがのび、髪もボサボサのままだった。そしてその状態が写真に如実に現れていた。この写真の免許証を3年間も使わなければならないのかと思うと、ちょっとブルーな気分になった。そしてさらによく見てみると、住所が間違えられていた。間違っていたのはマンションの名前で、「レ」が「ム」と表記されていた。指摘しようかどうか一瞬考えたが、めんどくさいのでやめた。これで郵便物が届かなくなるわけでもないし、何より僕はもうすぐ引っ越すのである(来年の2月をメドに)。そういうわけで、特に何もいちゃもんをつけることなく丸の内警察署をあとにする。
そのまま地下鉄に乗ろうかどうか悩んだが、やっぱりやめて銀座の山野楽器に行く。何か新しいCDが出てないかと思い、店内を見てまわる。ところが特にめぼしいものがなかった。と思いきや、1枚、とても気になるものがあった。それは・・・
SILVA「THE KILLER BEST -SILVA SINGLE COLLECTION-」
これは気になった。ということで迷わず購入。そのまま店を出ようかと思ったが、とりあえず地下のDVD売り場も見てみることにした。するといきなりものすごく欲しいものがあった。それはNHKの映像の世紀をDVD化したもの。過去放送したものが全てセットで販売されていた。ものすごーく欲しかったのだが、さすがに金額が金額だったので(75,000円ぐらい)、泣く泣くあきらめた。結局購入したのは・・・
宇多田ヒカル「BOHEMIAN SUMMER 2000」
スガシカオ「1095」
m-flo「TUNNEL VISION」
DREAMS COME TRUE「24/7 -the movie-」
以上4枚。ついつい衝動買いしてしまった。宇多田ヒカルのライブはものすごく盛り上がっていたとのことなので、どういうものか見てみたいと思い購入。スガシカオは1曲目の「黄金の月(アコースティックバージョン)」に惹かれて購入。m-floはどういうライブをやるのかすごく興味があったので購入。ドリカムは何も迷うことなく、見た瞬間に購入。帰って見るのが非常に楽しみな4枚である。
山野楽器を出ると、そのまま営団地下鉄銀座駅に降り、日比谷線に乗って茅場町に向かう。会社に着いたのは15:30ごろだった。まずは日機連のディレクター、飯島さんと今後のロケスケジュールについて簡単に打ち合わせを済ます。その後、取材企業に電話をかけ、撮影日時、取材相手などについて細かいことを詰めていく。電話が終わると、その内容をメールにまとめ、飯島さん宛に送っておく。
日機連の作業が終わったところで、思川の構成案の修正に取りかかる。この修正はそんなに時間をかけずに終わった。完成したものをプロデューサーの戸井田さんに見てもらう。すると、「だいたいこんな感じでしょう」と言ってくれた。あとはこれをクライアントに見せ、向こうの反応を見るということになった。構成案が完成して一安心。とりあえず資料の書類を片づけ、ビデオテープをバックアップの意味でコピーしておく。
19:00ごろ、荷物をまとめて会社を出る。