ロケの手伝い

 今日は朝からロケ。といっても、僕が担当している作品ではない。その作品のロケで人手が足りないため、臨時にヘルプのスタッフとして行くことになったのである。今日は船橋のガソリンスタンドと葛西のハウススタジオでロケが行われる。僕の役目は、船橋のレンタカー屋で車を借り、それをガソリンスタンドまで運ぶこと。といっても、それだけで済まされるわけはなく、全面的にロケの手伝いをしなければならないことは目に見えていた。
 6:50ごろ部屋を出て、東西線で西船橋まで行く。そこからJRに乗り換えて船橋駅まで行く。駅を出ると、歩いてレンタカー屋に向かう。レンタカー屋に着いたのは7:40ごろ。しかし開店は8:00からのようで、まだ誰も中にはいなかった。仕方がないのでレンタカー屋の真向かいにあるロイヤルホストで朝食を食べる。8:10ごろ店を出てレンタカー屋に行く。手続きを済ませ、車に乗り込む。実を言うと、僕は車の運転をするのは半年ぶりなのである。免許をとって以来ほとんど運転をしていないので、今回の運転もかなり不安である。しかし乗ってしまえばこっちのもの。意外と体が運転を覚えており、スムーズに走ることができた。レンタカー屋からロケ現場まではそれほど離れておらず、すぐに着いてしまった。時刻は8:30。ロケ本隊が到着するのは9:30ごろ。あまりにも早すぎるので、一旦ガソリンスタンドを離れて近くをまわってみる。久しぶりに運転するのだから、ついでに軽く練習してみることにした。あたりを適当に走っていると、だんだん道がわからなくなってきた。仕方がないので方角で目星をつけ、ひたすら走り続けてみる。するとなんとか知っている道に出ることができた。それでもまだ時間が余っていたので、適当な場所に車を停め、しばらくラジオを聴いて過ごす。
 9:15ごろ、ロケ現場のガソリンスタンドに戻る。5分ほどするとロケ本隊が現れた。早速撮影を開始する。ディレクターの松田さんが作成した絵コンテに沿って撮影が進んでいく。10:30ごろから、僕は一旦現場を離れ、自分の担当している作品の関係で各方面に電話を入れてまわる。12:00ごろに連絡はほぼ終了。再び現場に戻る。12:40ごろ、ガソリンスタンドでの撮影は全て終了。ロケ本隊はロケ車で次の現場、葛西のハウススタジオに向かう。僕はプロデューサーの阿部さんをJR船橋駅まで送り、レンタカー屋に車を返して歩いて駅に向かう。船橋から西船橋へ、そこから営団地下鉄東西線に乗り換える。僕が乗ったのは快速だった。快速では葛西に止まらないため、一つ前の浦安で降りて普通電車に乗り換えなければならない。浦安に着いたのは14:00ごろ。ここでハウススタジオにいるメインのADに電話を入れる。

「今、浦安にいます。もうすぐ着きます」
「あ、ちょっと待って(しばし沈黙)。悪いんだけど、会社に戻ってテープをとってきてくれない?」

 というわけで、茅場町に戻る。すぐにテープをとって葛西に向かう。葛西から歩いて5分、ハウススタジオに到着する。正面玄関は閉まっていたので、裏のバルコニーから中に入る。既に撮影はかなり進んでいた。ちなみに今日の昼食は、ハウススタジオでの弁当ということになっていた。しかし、僕は一旦茅場町に戻っていたので、昼食を食べ損なってしまった。おそらく僕は今日は手伝いで来ているのだから、「ちょっと隣の部屋で弁当食べてます」と言ってもよかったのだろうが、さすがにみんなが撮影している横で、1人ごはんを食べるのも気が引けるので、仕方なく昼食をあきらめることにした。17:00ごろ撮影は全て終了。素早く撤収して17:30ごろハウススタジオを出る。会社に戻ったのは18:00ごろだった。
 会社に戻ると、今日一日たまっていた雑務を一気にこなす。21:00ごろ、阿部さんから「晩飯おごってやるから来い」と言われたので、素直についていく。会社の近くの中華屋でひたすら食べまくり、23:00ごろ店を出る。みんなはそのまま帰っていったが、僕は再び会社に戻る。
 会社に戻ると、すぐにCG原稿を作り始める。しかし、12:00をまわったあたりから急激に眠くなってきた。13:00ごろ大量のコピーをとっていると、知らない間に床の上で寝ていた。2:00ごろ、編集終わりの内田さんと大津さんが会社に戻ってきたとき、その物音で目が覚めた。このままじゃ仕事なんてできないと思い、仕方なく寝袋を敷いて本格的に眠りに入る。


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