熊本入り

 今日から7日連続でロケ。果たして体力が持つかどうかかなり不安である。8:30に会社を出発するため、7:30ごろには会社に来ておく。とりあえずメールの確認をして、ロケの荷物をチェックする。8:00ごろ、技術部のフロアで撮影項目などについての打ち合わせを始める。すると突然技術部に電話がかかってきた。電話の主はディレクターの林さんだった。なんでも、中央線が朝っぱらから人身事故で復旧の見通しが立たないため、羽田空港での待ち合わせに遅れるとのことだった。とりあえずタクシーでも何でも使って、何とか来てもらわないと困るので、羽田でギリギリまで待っていると伝える。僕らは8:30ごろ会社を出発し、タクシーで羽田空港に向かう。空港に着いたのは8:50ごろだった。さすがに都心から下り方面に向かう高速は、朝とはいえ比較的空いている。とりあえずチェックインを済ませて空港のレストランで朝食をとる。9:10ごろレストランを出て、技術スタッフだけ先に搭乗ゲートに行っててもらう。僕はJASのカウンター付近をうろうろしながら林さんの到着を待つ。すると9:20ごろに林さんが現れた。急いで荷物チェックを済ませ、搭乗ゲートにいる技術スタッフと合流する。しばらくのんびりしていると、ゲートが開いたので飛行機に乗り込む。荷物を頭上の荷物置きにしまい込み、必要なものだけ手元に残しておく。飛行機は9:45出発予定だったのだが、この時間は空港が混雑するため、離陸できたのは10:00ごろだった。離陸するとすぐに仕事を始める。今度の土曜、日曜のロケ(今回のロケとは別の作品)の香盤表を、あさっての金曜日までに作らなければならないのである。飛行機に乗っている最中、台本を読みながらひたすら撮影項目を書き出していく。
 11:30ごろ熊本空港に到着する。空港からタクシーで市街地にある三井ガーデンホテルに向かう。ホテルに到着したのは12:00ごろ。この時間ではまだチェックインが始まっていないため、部屋に入ることはできなかった。とりあえず個人の荷物と撮影機材の一部だけ預けて、近くの洋食屋に入り、昼食を済ます。その後タクシーに乗り、明日ロケを行う企業に向かう。今日はロケハンだけする予定だったのだが、天気予報では明日の天気が芳しくないということだったので、とりあえず工場の外観だけ先に撮ろうということになった。
 取材先企業に到着すると、まず受付で担当者を呼んでもらう。すると程なくして担当者が現れ、僕らを応接室に案内してくれた。担当者は、まずはじっくり打ち合わせをして工場を案内してくれるような感じだったので、とりあえず天候の事情を話し、すぐに撮影を始めさせてもらう。工場の全景が見える近くの歩道橋の上でカメラを構える。しかし遠くに大きな雨雲が見え、モニターで確認すると画面全体が薄暗くなっていた。さすがにこれじゃ厳しいので、明日天気の具合を見て、ちょっとでも晴れ間が見えたスキに外観を取り直そうということになった。
 再び応接室に戻り、今回撮影させてほしい項目を先方に改めて伝える。人通り話が終わったところで早速工場内を見せてもらう。この工場はいわゆるエコファクトリーと言われるもので、廃棄物ゼロを達成している。そこで廃液処理や廃棄物処理などの過程を撮影させてもらうことになっている。まずは廃液タンクを見せてもらう。続いて廃棄物置き場、半導体の製造工程などを順番に見せてもらう。16:30ごろ、ロケハンは一通り終了。明日の撮影の時間や場所などの打ち合わせをして工場を後にする。
 ホテルに戻り、みんなそれぞれの部屋に戻る。地方ロケのとき、いつもならこの時間に僕は外をウロウロして夕食の場所を探すのだが、まだ香盤表が完成していかったため、仕方なくホテルで香盤表作成の作業に取りかかる。18:15ごろ、一旦作業を中断し、ホテルのロビーに行く。18:30集合だったのだが、まだ誰も来ていなかった。とりあえずホテルの外に出て、近くに食事ができそうな店がないかあたりを見回してみる。しかし特にめぼしい店は見えなかった。そこにふと見たことがある文字が飛び込んできた。よーく見てみると、すぐ近くに「RKK」というロゴの入ったアンテナが見えた。RKKとは僕の親友が働いている会社、熊本放送だった。今月2日に博多で会った山崎雄樹が働いている職場である。集合時間までまだちょっと時間があったので、走ってRKKに向かう。すると1分もたたないうちにRKKの建物にたどり着いた。既に正面玄関は閉まっており、道路沿に面しているラジオのスタジオしか見ることができなかったが、何となく嬉しかった。おそらく彼は今この中で働いていることだろう。そう思うと僕もがんばらないといけないという気持ちになってきた。
 ホテルに戻ると、ちょうどみんながエレベーターでロビーに下りてきたところだった。みんなで熊本観光案内のパンフレットを見ながら、夕食を食べる場所を探す。近くの商店街を歩きながらパンフレットに載っている店を探し続ける。すると近くに馬刺を安く食べれる店があったので、そこに向かう。僕は生まれてこの方、まだ馬刺を食べたことがなかったため、ものすごく楽しみだった。店に入って馬刺を数種類注文する。どの種類のものもそこそこおいしかったが、ものすごくおいしいというものでもなかった。ちょっとがっかり。22:00ごろ店を出て、街中をぶらぶらして回る。ディレクターの林さんは一足さきにホテルに戻っていったが、技術スタッフがまだ飲みに行く様子だったので、僕も一緒についていく。そのままひたすら飲み続け、結局ホテルに戻ったのは1:00ごろだった。
 部屋に戻ると、すぐにRKKの山崎雄樹に電話してみた。すると彼はすぐに出た。よくよく話を聞いてみると、今日あの建物で働いているかと思いきや、休みをとっていたとのことだった。これから温泉に行かないかと誘われたが、僕は明日ロケがあり、さらに彼も8:00から生放送があるということだったので、2人でかなり悩んだ結果やめることにした。何とか会おうとしたのだが、どうもいい案がうかばなかっため、結局今回は会わないことにした。そのままひたすら電話で話し続け、2:00ごろ電話を切る。シャワーを浴びて寝ようかと思ったが、あまりにも眠かったため、そのままベッドに入って死んだように眠る。


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