市原でロケ

 6:30ごろ、目覚まし時計の音で目覚める。会社の床の上で寝ると、ジーンズのベルト穴が背骨に当たって、朝起きたとき下半身全体がしびれている。これはどう考えても体によくないと思うのだが、替えのズボンなんて持っていないので仕方がない。目覚めるととりあえず歯を磨き、メールの確認をする。そしてロケの荷物を一通りチェックして、6階の技術部のフロアに行く。まずは技術スタッフと撮影項目などについて簡単な打ち合わせを済ませる。しばらくするとディレクターの林さんが会社に現れた。7:30ごろ荷物を持って外に出る。ロケ車の中に機材を積み込み、市原に向けて出発する。
 今日は千葉県市原市にある企業に行き、その敷地内にある最新式ゴミ処理施設の実証プラントを撮影させてもらう。工場に着くと、まず本社の広報担当者と短く打ち合わせを済ます。そしてさっそくプラントに移動する。プラントは現在実証試験中で、市原市よりゴミを分けてもらい、それを燃やしている。午前中は市原市から回収したゴミが実証プラントに運ばれてくる。まずはその様子を撮るため、ゴミ収集車が来るのを待つ。20分ぐらい待っていたがなかなか収集車が来ない。ひょっとしたら今日の分は既に全て運ばれた後なのかもしれないというイヤな予感がしたが、30分ほど待ったところでようやく1台の収集車がやってきた。運転手に事情を話し、撮影に協力してもらう。車が走っているシーン、実証プラントに入るシーン、ゴミを落とすシーンなど、カットごとに細かく分けて撮影していく。その後、ゴミを搬入口からプラント内に運ぶシーンを撮る。
 10:30ごろからプラントの外観を撮り始める。その後、プラント内部に入り、溶融炉の部分を外から(中は燃焼中なので当然撮影できない)撮影する。再び移動して、燃焼後のスラグが落下しているシーンを撮る。次に、廃鉄、廃アルミなどの様子を撮影する。これでプラント自体の撮影は全て終了。場所を会議室に移し、今度はスラグから生成した道路材などを撮影していく。ウールペーパーをセットし、その上の道路材を並べていく。これで今回のロケは全て終了。12:00ちょうどにこの会社を出て、近くの店で昼食を食べて会社に戻る。
 会社に着いたのは14:00ごろだった。それから明日のロケの準備を始める。ロケ費が既に底をついていたので、仕方なく自分の銀行口座からおろしておく。会社に戻ってしばらくして、明日から3日連続で行われるロケの打ち合わせをする。プロデューサーの橋本さん、ディレクターの野々上さん、カメラマンの大手さん、カメラアシスタントの山森さんと一緒に撮影項目、場所などについて細かく打ち合わせていく。打ち合わせは2時間以上に及び、各項目ごとに細かく打ち合わせをしていく。今日は野々上さんから絵コンテをもらったので、それに沿って香盤表を新しく作り直すことになる。打ち合わせが終わったところで香盤表を修正していく。この作業に意外と時間をとられた。終電がだんだん近くなり、このままでは帰れないという状態になってきた。しかし、今日は何としてでも一度帰らなくてはならない。というのも、明日からの撮影で、僕の私物(スーツ、靴など)を使うことになっているのである。仕方がないので、23:40ごろ一旦作業を中断し、タクシーで自室に戻る。本当ならまだ電車があったのだが、体がかなり疲れていたため、あえてタクシーを使うことにした。部屋に戻り、すぐにロケで使う服をかき集める。それらをバッグに詰め込み、すぐに持ち出せるように準備しておく。それからシャワーを浴び、髪を乾かし、すぐに部屋を出る。再び会社に着いたのは1:40ごろだった。
 会社に戻ってから再び香盤表を作り始める。この作業がなんとか3:30ごろ終わったので、急いで明日のロケの準備を整え、寝る準備をする。昨日は翌朝すぐに起きれるように床の上に寝たが、今日はもっと寝方を工夫しなければならない。というのも、床の上で寝るというのもこれが意外と寝心地が悪くはないのである。とりあえず横になってしまうと、明日の朝起きれるかどうかかなり不安になってしまうので、今日はあえてイスに座った状態で眠ることにした。ただ、僕のイスではあまりにも座り心地が悪いため、役員用の革張りのイスを借り、そこで眠ることにした。5:00ごろ、イスに座ったまま眠りにつく。


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