激しいスケジュール1

 6:30ごろ、目覚まし時計の音で目が覚める。今日は会社のイスに座った状態で寝ていたので、起きるのも比較的楽だった。目が覚めると、すぐに近くのコンビニに行って、今日のロケのスタッフ分、朝食を買い込んでくる。今日は新入社員身だしなみ教育用ビデオのロケ。役者は7:30集合なので、7:00ごろからビルの裏口の外で役者とメイク、スタイリストを待つ。うちの会社が入っているビルは規定の時間外はIDカードがないと建物内に入れないようになっている。そのため、時間外に社外の人が出入りするときは誰かが外で待っていなければいけないのである。まず最初にメイク、スタイリストが到着。5階に連れて行き、応接室に通す。今日はこの応接室をメイク室として使ってもらう。その後、再び外で待っていると、役者が2人現れた。すぐに応接室に通し、メイクに入ってもらう。メイクにはかなりの時間がかかるため、僕ら撮影スタッフは先にロケ地に移動する。機材をロケ車に積み込み、神田にあるビルに移動する。今日はここでオフィスの受付シーンを撮らせてもらう。早速撮影場所を決め、照明の準備を始める。僕らの準備はだいたい1時間程度で終わった。その後しばらく役者が到着するまで待つ。
 9:40ごろ、ようやく役者、メイク、スタイリスト、スポンサー、監修者、プロデューサーが到着。早速撮影を始める。設定としては、営業職5年目の先輩(男性)と新入社員(女性)が企業を訪問して受付の人と話をするシーン。今回の役者は先日のオーディションで採用した人なのだが、きちんと衣装を着てメイクをすると、一瞬誰だかわからないぐらいに変わっていた。1カット1カットにかなり時間がかかった。1カット撮り終えたところで役者とスタイリスト、メイクさんは控え室に入ってもらい、その間に僕らが照明や背景などの準備をする。そして準備ができたところで僕が役者を呼びに行く。そういう感じで十数カット撮影していく。12:00ごろ、受付シーンの撮影が終了。まずは役者、メイク、スタイリスト、スポンサー、監修者、プロデューサーに、先に会社に戻ってもらう。僕ら(ディレクター、アシスタントディレクター、カメラマン、カメラアシスタント、照明×2)は機材を片づけ、撮影で使用させてもらったオフィスを元の通りに戻し、少し遅れて会社に戻る。
 会社に戻ると、スタッフ全員、すぐに食事にかかってもらう。僕は全員に弁当とお茶を配り終わると、5分ぐらいで食事を済ませ、午後の撮影の準備に取りかかる。午後はうちの会社の中で撮影を行う。うちで一番広い会議室を使い、応接室のシーンを撮影する。まず、会議室の机、イス、パソコンなどを全て端に寄せ、応接セットを運び込む。続いて照明の準備を始める。13:30ごろには撮影の準備が整ったので、役者を呼びに行く。ここでは営業先での商談シーンを撮影する。13:30から始まった撮影は、20:00から20:30の夕食時間を挟んで、22:00ごろまで続いた。
 応接室のシーンが終わると、今度はオフィスのシーンを撮影する。僕らが普段使っているオフィスをきれいに片づけ、そこで撮影を行う。やはり最初は照明のセット。その間、役者は衣装を替え、メイクを替え、髪型も変える。22:30ごろ準備が整ったので、すぐに役者を呼びに行く。ここでの撮影は0:00ごろ終了。
 次は再び会議室に移動。今度は応接室の設定とは違うので、セットを組み直す。そして照明の準備を始める。照明の準備が0:30ごろに整ったので、やはり役者を呼びに行き、撮影を再開する。役者もさすがに顔に疲れの色が見え始めた。しかしやめるわけにはいかない。そうでないとスケジュール通りに撮影が終わらないのである。結局今日の撮影が終わったのは1:00ごろ。それでもスケジュールの3分の2ぐらいしか撮影が終わっていない。
 とりあえず終電の時間は過ぎてしまったので、全員にタクシー代を渡し、帰ってもらう。僕も一旦タクシーで帰り、シャワーを浴びてすぐまたタクシーで会社に戻る。今日のロケで出たゴミを片づけ、洗い物を処理し、明日のロケの準備をする。今日は体の疲れをとりたかったので、床の上やイスに座りながら眠るのはやめ、床の上に寝袋を敷いて寝ることにした。3:30ごろ就寝。


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