10:00ごろ、僕についてくれているADの斉藤さんが会社に来ると、すぐにワークおこしをお願いする。僕はすぐに外出。自転車に乗って大手町の日本経済新聞社の本社に行く。今回のビデオで、一番最初に新聞記事を入れようと思っていたのだが、先日斉藤さんに探しに行ってもらった結果、全く記事がなかったということだった。ないならないで、何とかなりそうなシーンではあるのだが、あるに越したことはない。とりあえず斉藤さんには行き先を告げずに、こっそり探しに行ってみる。昭和37年の新聞の縮刷版、同時期の厚生白書、六法全書など、手がかりが見つかりそうなものは全て見てみた。しかし、斉藤さんの言うとおり、記事はほとんど見あたらなかった。あったとしても、企画記事であったりベタ記事であったりと、ビデオのオープニングいきなりの場面で使えそうなものは全くなかった。仕方なく探すのをあきらめ、会社に戻る。
会社に戻ったのは14:00ごろ。ここからナレーション原稿を書いたり、資料映像を確認したりと、仕上げ作業を一通りこなしていく。15:00ごろ、猛烈な眠気が襲ってきたので、ひとまず会議室に移動し、床に横になって眠気が通り過ぎるのを待つ。しかしよく考えてみたら、眠気が「通りすぎる」はずもなく、豪快に僕を「踏みつけて」いった。要するに爆睡してしまったのである。気がついたら16:30ごろになっていた。とりあえずトイレに入り、顔と手を洗い、再び机に戻ってナレーション原稿を考え始める。そのままひたすら作業を続けていると、知らない間に時間が過ぎていった。
20:30ごろ、カメラマンの大手さんが僕のところに来た。
「ちょっと時間ある?」
「ええ、ちょっとなら…」
「よし!じゃあ来て!」
ということで、茅場町の消防署の隣にある公園に連れていかれ、うちのテレビ本部で制作している「テクノ探偵団」のロケの手伝いをさせられる。
22:00ごろ、再び会社に戻り、ナレーション原稿を書き始める。なぜこんなにナレーション原稿で悩んでいるのかというと、ビデオ全体の時間の問題なのである。というのも、今朝、スタジオ部分をなんとか全部編集し終わったのだが、その時間が全部で22分になるのである。今回のビデオは20分ぐらいで作るということだったので、なんとかして時間を削らなければならないのである。そこで、資料映像とナレーションで構成するオープニング、エンディング、各コーナー終わりの復習部分をできる限り短くし、かつ現状のものから内容がかけ離れないものにしなければならない。今の段階の原稿から必要な単語を抜き出し、それらをうまく並べていけるよう、文章を練りに練る。
23:30ごろ、近くのコンビニで弁当を買い込み、会社で食べる。その後、再びナレーション原稿を書いていると、0:00ちょうどに館内放送が流れた。
「まもなく館内が停電になります」
とのことだった。そういえば、今日は東京電力の電気系統検査のため、停電になるんだった。僕はノートパソコンで作業をしているので、バッテリー駆動でなんとか持ちこたえるだろうと思い、気にせず作業を進める。しばらくすると、全ての電気が一斉に消え、非常灯だけという状態になった。…と思ったら30秒もしないうちに電気がついた。「もう終わり?」と思ったが、とりあえず気にせず作業を続ける。科学技術の発展した現代では、電気系統の検査なんて一瞬で終わるのだろう。案の定その後の停電はなく、たった30秒ぐらいの停電で全てが終わったようだった。
今日も昨日に続き、夜を徹しての作業。昨日とは違い、今日はパソコンに向かってひたすら文章を考える作業。考えただけでも眠くなりそうだが、不思議と僕は全く眠くならなかった。
7:00ごろ、ようやく一通り文章が完成した。文章をプリントアウトして、身の回りの電源を切っていく。7:30ごろ、会議室のソファーで横になり、毛布にくるまって眠りにつく。