初演出作品の構成案作成
 結局一睡もできないまま朝になってしまった。仕方がないのでそのまま会社に行く。会社に着いたのは8:00ごろだった。
 午前中は日光特番の資料整理をやって過ごす。資料整理と言っても、資料の量がハンパではないので、片づけても片づけても資料が手元からなくならない。必要なものは保存しておかなければならないのだが、そのためには全ての資料に一旦目を通し、必要、不必要の判断を下さなければならない。そんな果てしない作業をひたすら続ける。
 午後からは、今度の土日で行うロケの準備を始める。荷物の準備はだいたいできているのだが、まだ台本の中に残っている項目があるかもしれないので、じっくり読みながら用意するものを考えていく。15:00ごろ、一旦外出する。今度のロケでは居酒屋のシーンがある。そのため、会社の近くの居酒屋をまわり、ロケをさせてもらえるようにセッティングしておかなければならない。とりあえず会社の裏口から出てすぐのところにある居酒屋に入ってみる。店員さんは最初、僕のことを怪訝そうな目で見つめていた。しかし、事情を話していくうちにだんだん表情も明るくなり、ついには快く撮影を承諾してくれた。すばらしい。一発で撮影交渉が終わってしまった。
 会社に戻って、プロデューサーの橋本さんに居酒屋の件を報告する。そしてしばらく今度のロケについての打ち合わせをする。とりあえず、今度の水曜日にロケ場所を全部ロケハンすることになった。橋本さんとの話しが終わったところで、自分のフロアに戻ってロケの雨対策用の場所を確保するため、東京国際フォーラムに電話する。屋外で役者2人が会話をするシーンがあるのだが、今度の土日はどうも天気がよくないらしい。そのため、雨の場合の代替場所をおさえておかなければならないのである。東京国際フォーラムは意外と撮影には協力的な雰囲気だったのだが、土日は撮影を受け付けていないとのことだった。非常に惜しい。仕方がないので第2候補の大手町ビルに電話をかける。大手町ビルには正面の入り口のところ(メリルリンチ日本証券と日興證券の前)が、ちょうど雨をしのげるようになっている。大手町ビルに電話をしてみると、どうも撮影許可関係は新大手町ビルの営業担当が仕切っているらしく、電話をかけ直すよう言われる。よくよく聞いてみると、電話をかけた管理の人も営業の人も、みんな三菱地所の人らしかった。やはりこのあたりは三菱村と言われるだけあって(本当は丸の内)、三菱の力が大きいらしい。とりあえず三菱地所の営業担当の人に電話をかけてみた。すると意外と撮影には好意的で、問題はないようなことを言われた。とりあえず申請書を書く必要があるということだったので、とりあえず今日の段階では撮影許可依頼書を作成してFAXで送るだけにとどめておく。そしてそれを受けて先方から折り返し電話をもらうという運びになった。
 18:00ごろから、僕が始めてディレクターを務めることになった401kのビデオの構成案を書き始める。プロデューサーの阿部さんから、今週中にスポンサーに提出するので、明日までにだいたいの部分を仕上げておくように言われていたのである。とりあえずビデオに含めるべき情報を全て理解し、その情報を4つのブロックに分割する。あとはそれをどのように見せるかというところなのだが、どうもうまい演出が思い浮かばない。21:00ごろ、先輩の日向さんに相談してみる。しかし「これ!」といったブレイクスルーは見いだせず、結局非常にオーソドックスな、こういうスタイルのビデオ(今回は401kの社内教育用ビデオ)では王道のやりかたで構成を組み立てていくことにした。
 終電が近くなってきたが、まだまだ作業が終わる気配が見えなかったため、今日は帰るのをあきらめる。0:00ごろ、一旦作業を中断し、近くのラーメン屋で夕食をとる。会社に戻って再び構成を考え始める。3:30ごろ、急激な眠気に襲われたため、とりあえず今日の作業をあきらめ、明日また続きを書くことにした。
 3:30すぎ、会議室のソファーで眠りにつく。