無人のオフィスを訪問
 11:30ごろ目覚まし時計が鳴った。すぐさま目覚ましを消し、そのまま2度寝を始める。今日は会社の会議室のソファーで寝ていたので、起きたらすぐ仕事に取りかかれる。通勤時間などない。そういう気持ちから、もうちょっとだけ・・・という甘い気持ちが生まれてしまったのである。次に目が覚めたのは13:30。2度寝のわりには熟睡してしまっていたらしい。すぐにソファーから飛び出て、自分の机に移動する。
 昨日作成した明治製菓工場見学者用ビデオのCGの資料を、今日中に、CGをお願いしているグループ・タックに届けなければならない。バイク便で送ろうと思い、伝票を書いて荷物に貼り付ける。そして集配の電話をかけようとしたそのとき、念のためグループ・タックに電話を入れてみようと思った。担当者がいなくても、誰かいれば荷物を送ることができる。金曜日に電話したときには、「土日でも誰かいますよ」と言っていたので、誰か出るだろうと思い、電話をしてみる。すると誰も出ない。「??」と思いながらも、何度も電話をしてみる。何十回とコールしたが誰も出ないので、とりあえずバイク便はあきらめる。どうしようか悩んだが、結局僕が自分で持っていくことにした。
 茅場町から地下鉄に乗り、飯田橋でJR総武線に乗り換える。代々木で電車を降り、そこから歩いて5分ほどのところにあるグループ・タックの本社に行く。ビルの6階にある本社に着くと、入口の扉が閉まっており、中は真っ暗だった。試しにドアのノブを回してみると、何事もなかったかのようにドアが開いた。おそるおそる中をのぞいてみると、真っ暗で全く人の気配がしなかった。「すみませーん」と声を出してみたが、何の反応もなかった。あまりの静寂のため、まるで自分の声じゃないように聞こえた。せめて担当者の机がわかったらそこに荷物を置いていくことができるのだが、どれが誰の机だかサッパリわからない。どうしようか悩んでいると、ふと、近くにある低めのロッカーの上に郵便物らしきものが積まれているのが目に入ってきた。よく見てみると、配達されてきたヤマト運輸の宅急便だった。ここに置いておけばちゃんと本人の手元に届くだろうと思い、とりあえず持ってきた荷物を鞄から取り出す。そして近くにあったセロテープを借り、荷物に封をする。そして荷物を表面に担当者の名前と僕の名前を書いて、ヤマト運輸の荷物の一番上に置いておく。そして何事もなかったかのように、その場を立ち去った。この作業の途中、誰かが入ってきたら、おそらく僕はかなりの不審者と思われただろう。だが仕方がない。荷物を届けなければならなかったんだから。そう自分の心に言い聞かせ、グループ・タックの入っているビルを後にする。
 帰りに代々木駅前のマクドナルドで昼食をとる。さすがに代々木だけあって、客は若い人だらけ。今日は模試か何かがあったらしく、みんな何かしらの問題用紙をテーブルの上に出し、辞書やら参考書やらを見ながら自己採点、復習らしきことをしていた。食事を終えると代々木駅から総武線に乗り、帰途につく。そのまままっすぐ会社に戻ろうかと思っていたのだが、ふと買いたいCDがあったことを思い出した。そこで、往路と同じように飯田橋で電車を降りたのだが、東西線ではなく有楽町線に乗り換える。そのまま地下鉄で有楽町まで出る。歩いて銀座4丁目の山野楽器に行く。今日買ったCDは・・・

 aiko「ボーイフレンド」
 山崎まさよし「ONE KNIGHT STANDS」

 どちらも僕が大好きなミュージシャンである。今日はaikoのCDだけ買うつもりだったのだが、たまたま山崎まさよしがベスト盤を出していたので、ついつい衝動買いしてしまう。
 16:00ごろ、ようやく会社に戻る。ここからは東大物性研の台本の修正。金曜日の段階で修正部分を書き込んだ台本が新たに送られてきたので、それを台本に反映しなければならない。僕はクライアントからの直しをそのまま台本に書き込む。そしてそれを見ながらディレクターの日向さんが最終的に修正を加えていく。この作業は非常にめんどくさい。そもそも台本の中で使われている用語がサッパリわからない。物理独特の用語で、日本語でありながら普通の日本人には理解不可能である。19:00ごろ、ようやく修正が完了。
 諸々の雑務をこなし、19:30ごろ荷物をまとめて会社を出る。