今日からいよいよ地元の北九州でロケが始まる。気合いを入れて5:00に起きる。素早く着替えて5:20に部屋を出る。会社に着いたのは5:50ごろだった。まずはメールのチェック。僕宛の届いているメールを全て確認する。続いてロケの荷物の準備。基本的なものは昨日までに全て準備をしていたのだが、帰宅後に思い出したものが幾つかあったので、それを鞄に入れていく。
6:40ごろ、荷物を持って技術部のフロアに移動。簡単に打ち合わせをして6:50ごろ出発。タクシーに乗って羽田空港に向かう。空港に着くと、スカイマークエアラインズのカウンターですぐに搭乗手続きを済ませる。その後、荷物を手荷物カウンターに預け、そのまま搭乗口に移動する。スカイマークの飛行機まではバスに乗って移動する。今日は飛行機の中で読むものを何も用意していなかった。仕方がないので、シートにある小冊子を読んだり、ときどき眠ったりしながら時間を過ごす。
9:45に飛行機は福岡空港に到着する。荷物を受け取り、空港を出る。ここで今回の照明助手、機材をお願いしている「AND FILM STUDIO」のスタッフと合流する。簡単に挨拶を済ませ、すぐに機材を車に積み込む。機材を車に詰め込んでしまうと、すぐに出発。九州自動車道に乗り、ひたすら東へ進む。
車が北九州市に入ったのは10:45ごろ。目的地の門司に進む途中、ディレクターが「3日目に撮る予定だった高塔山展望台からの映像を今日撮りたい」と言い始めた。そのころ車は小倉北区を走っていたので、すぐに都市高速道路を降りる。ドライバーがどういう道筋で行こうか悩んでいたので、僕が「199号線で行きましょう」と言ってみる。なんといってもここは僕の地元。どんな移動でも、メインの道から裏道まで知り尽くしている。
小倉駅北口から199号線に入り、そのままひたすら西へ向かう。車が若戸大橋にさしかかると、ディレクターの飯島さんが「おお!すごいい景色じゃないか」と驚き始めた。僕にとっては見慣れた景色なのだが、飯島さんはこの景色をいたく気に入ったらしく、僕に「お前、こんな素晴らしいところに住んでいたのに、なんでわざわざ東京なんかに出てきたんだよ」と言ってきた。そうは言われても、僕は小さいころから東京にすごく憧れていたのである。確かに地元は好きだが、東京はもっと好きな街だったりする。
若松に着くと、とりあえず昼食ということになる。どこで昼食にしようか悩んだ結果、とりあえずハローディ(大きなスーパー)の隣の住田屋という店に連れて行く。ここは去年完成したばっかりで、今年の正月に帰省したとき、初めてその存在を知ったばかりである。僕もまだ行ったことなかったのだが、とりあえず店の中は広そうだったので、ここに入ることにした。
食事を終え、店を出る。高塔山展望台に向かおうかと思っていたら、飯島さんが「港から撮りたい」と言ってきたので、若戸渡船の乗り場付近に連れて行ってみる。すると、「あのビルの屋上から撮りたい」と言い始めた。僕はすぐにビルの中に入り、オフィスの人と交渉して、なんとかOKをもらう。スタッフを連れ、ビルの屋上へ。若戸大橋の下から戸畑の新日鐵が見えるという映像を撮る。
撮影が終わると、いよいよ目的地の取材先企業に向かう。若戸大橋を渡り、そのまま北九州都市高速道路に乗る。高速を小倉で降り、そのまま199号線で門司方向に向かう。門司駅を越え、次の小森江のちょっと手前で3号線に移動する。そのままちょっと進んだところで路地に入り、しばらく走ったところに目的の企業はあった。
企業に到着したのは13:30。まずは現場の担当者を訪ね、挨拶を済ませると、すぐに撮影に取りかかる。工場に機材を搬入し、セッティングを始める。現場の作業員が材料を加工しているシーン、完成した製品など、細かく撮影を進めていく。18:00ちょうどに今日の撮影は終了。飯島さんと僕が現場の担当者と明日の撮影について、ちょっとだけ打ち合わせをして、そのまま工場を去っていく。
19:00ごろホテルに到着。今回泊まるホテルは紫川沿い、代々木ゼミナールの隣、昔は法華クラブだった場所。今は「小倉ガーデンホテル紫川」という名前になっている。地元のホテルに泊まるというのは、ちょっと不思議な気分である。チェックインを済ませ、みんなそれぞれ部屋に戻る。19:30ごろ、みんなで食事に出かける。小倉の魚町銀天街にある、適当な居酒屋に入る。
20:30ごろ食事を終え、店を出る。ディレクターの飯島さんは映画を見たいということだったので、僕らの泊まっているホテルの真正面にある「東京第一ホテル小倉」を紹介する。ここでは北野武の「BROTHER」を上映しているということだったので、それを見に行くようだった。残りのスタッフはまだちょっと食べ足りないようだったので、僕が高校生のころから頻繁に通っていた「錦龍」というラーメン屋に連れて行く。自分のお気に入りのラーメン屋に知り合いを連れて行くというのは勇気がいるもので、そこで「あまりうまくない」などと言われてしまうと、ちょっと寂しいものがある。ラーメンを食べ、店を出たところでみんなに感想を聞く。すると、すごくおいしいという声はなかったが、概ね好評だった。
21:30ごろ、みんなでホテルに戻り、それぞれ自分の部屋に入っていく。