ちょっとした帰省
 今朝は7:30ごろ目覚める。素早く身仕度を整え、ホテルのレストランに移動する。すばやく朝食をとり、再び部屋に戻る。今日のロケに持っていく荷物を用意して8:50ごろロビーに行く。
 9:00ちょうどにホテルを出発。今日も昨日と同じ企業でロケ。ただ、今日は昨日行った門司の工場ではなく、小倉駅北口にあるAIMビルに入っている本社部分を撮影する。AIMビルの裏にある機材搬入口に車をつけ、そこから一気に機材を運びこんでいく。
 本社の担当者と軽く挨拶を済ませ、さっそく撮影の準備に取りかかる。ここは取材企業のショウルームになっており、過去の製品が展示されている。その製品を順次撮影していく。僕は製品を布で拭き、綺麗な状態にしていく。
 12:30ごろ、本社ショウルームでの撮影が終了。午後からは再び門司の工場に移動し、実際に製品を作っているシーンを撮影する。本社に移動する途中、チャチャタウンに寄り、中に入っている焼き肉屋で昼食をとる。
 門司の工場に移動してからは、非常にハイスピードで撮影を進めていく。製品を作っている従業員、作業中の従業員の表情など、一つひとつをものすごく丁寧に撮影していく。
 17:30ごろ、今日の撮影項目は全て終了。機材を片づけ、車で工場を出る。そのままホテルに帰ろうとしていると、ディレクターの飯島さんが「レトロ門司港って何?」と言ってきた。北九州市では今、「レトロ門司港」と「スペースワールド」を観光の目玉として売り出している。そのため、市内のいたるところでポスターなどを目にすることになる。それを見た飯島さんは、「レトロ門司港」とはどういうものか気になったらしく、「行ってみたい」と言い出した。今日は運よく早めにロケが終わったので、みんなで一緒に行ってみることにした。
 門司港駅周辺のレトロな洋風建築物、関門海峡を望む岸壁、こういったものの一つひとつが飯島さんの心を強く打ったらしく、感動していた。またうまい具合に夕焼けが綺麗な時間帯で、近くのレストランから聞こえてくるビートルズのメロディがレトロな雰囲気をさらに強調していた。地元の僕でさえ、その素晴らしいシチュエーションに酔ってしまいそうになった。
 結局ホテルに戻ったのは18:30ごろ。みんな部屋に戻り、19:00ごろ、再びみんな集まって夕食に出かける。今日の夕食も魚町銀天街。メインの商店街から横道にちょっとそれたところにある天ぷら屋に入る。19:30ごろ食事を終え店を出る。ディレクターの飯島さんは今日も映画を見るらしく、店を出るとみんなと別れてチャチャタウンにある映画館に向かって行った。残りの僕らはみんなホテルに戻る。ホテルに向かう道中、照明の松橋さんが「お前、せっかく地元に帰ってきたんだから、ちょっとぐらい親元に顔出してこいや」と言ってくれた。まだ時間も早いので、いい機会だと思い、みんなと別れて1人、小倉駅に向かう。
 駅に向かう途中、実家に電話を入れてみる。するとなぜか誰も出ない。おそらく近くに買い物にでも出かけているのだろうと思い、気にせず実家に向かうことにする。続いて地元に済んでいる兄に電話を入れてみる。すると、車で迎えに来てくれるとのことだった。とりあえずJRに乗って戸畑駅まで出る。改札口付近でボーっとしていると、兄が車で現れた。すぐに車に乗り込み、若松の実家に向かう。
 兄とは正月に会ったばかりだったが、それでもすごく懐かしいかった。実家に着いてみると、やはり誰もいない状態だった。仕方ないので、とりあえず隣にある祖父母の家に入ってみる。すると、うちの両親と祖父母の4人で麻雀をやっていた。何やら不思議な光景だったが、とりあえずみんなと会うことができたので安心した。ひとまず僕と兄だけ実家に先に戻り、コーヒーを飲みながらのんびりおしゃべりをして過ごす。しばらくすると両親が家に帰ってきた。ロケの様子を含む近況を両親に伝える。そのまましばらく4人でおしゃべりをし続ける。
 21:30ごろ家を出てホテルに向かう。。帰りは兄が車で小倉のホテルまで送ってくれた。実家に帰っていた時間はすごく短かったが、東京にいては味わえないような充実し、かつ安心した時間を過ごすことができた。やはりちょっとの間だけでも実家に帰ることができてよかった。