3泊4日のロケも今日で3日目。今日はすごく長い1日になる予感がしていた。というのも、今日は「日の出」の撮影を行うのである。6:00ちょうど、1つ目の目覚まし時計の音ですぐに目が覚める。素早く身仕度を整える。外を見ると、少しだけ薄明るくなった景色が見える。空には雲一つない。絶好の日の出撮影日よりだった。6:20ごろ部屋を出て、ホテルのロビーに向かう。しばらくするとスタッフがみんな集まってきた。ロケ車に乗り込み、事前に下諏訪観光協会の人に聞いていた場所に向かう。ポイントは下諏訪町の「ハーモ美術館」というところ。ここは諏訪湖からの日の出を見るには絶好の場所らしく、けっこう多くの人が集まるとのことだった。
現場に着くと、諏訪湖は全面氷で覆われており、湯気が立ち上っていた。まさに僕らが望んでいた設定になっていた。6:40ごろカメラをセッティングして日の出を待つ。6:50ごろからカメラをまわしっぱなしにして、いつ日の出が来てもよいように待ちかまえておく。今日の日の出時刻は5:53。だが、この地域は周囲に山があるため、日の出は暦の時刻よりも遅くなる。東の山際が陽光で鮮やかなラインを作り出してきてはいるのだが、なかなか太陽が顔を出さない。ようやく日の出が始まったのは7:15ごろだった。僕はあまりの寒さのため、ポケットから手を出すことすらできない状態だった。7:20ごろ、機材をロケ車に積み込みホテルに戻る。みんな急いで朝食を済ませ、8:00ちょうどにホテルを出る。
8:15ごろ、今日の取材企業のところに到着する。僕は担当者のところに行き、これから機材を搬入すると伝える。その間、ロケ車は搬入口に移動し、機材を降ろし始める。さらに、ディレクターの飯島さんとカメラマンの大手さん2人だけは、カメラと三脚だけ持って建物の外観を撮影しに行く。残った僕らは機材を建物の中に搬入していく。
機材を搬入し終わり、照明を組んでいる途中、飯島さんと大手さんが外観を撮影し終わり現場に戻ってきた。みんなで一気に準備を進め、セッティングを整えていく。まず最初はステディカムを使い、工場の広い範囲を移動しなが撮影する。これはカメラの向きが大きく変わるため、照明が映りこまないようにセッティングしなければならない。苦労しながら準備を進めていく。ステディカムの撮影が終わると、今度は各機械のヨリを撮影していく。作業する人、動く機械などなど、あらゆるものを様々な角度から撮影していく。
12:00ちょっと過ぎに、スタッフ全員で近くのすかいらーくに移動し、素早く昼食を済ます。食後、企業に戻る前に、岡谷市と取材企業の建物が一望できる高台で、外観の撮影を行う。企業に戻ってからはひたすら撮影が続く。16:30ごろ、3階建ての建物の1階部分の撮影が、一部を除いて一通り終わる。ここからは、場所を3階の応接室に移し、この企業で作っている金属製品を撮影していく。まず最初にテーブルの上にデコラを敷き、荒く照明を組んでいく。その間、僕は金属製品をピカール(金属研磨剤)やエタノールでピカピカに磨いていく。30分ほどしてようやく製品が磨き終わった。それをカメラマンの大手さんに渡し、うまい具合に配置してもらう。みんなは照明をあてたり、位置を考えたりしながら撮影の準備を進めていく。僕は次に撮影するものを磨き続ける。撮影する製品の数はかなり多く、それらを全て磨くのはかなり大変な作業だった。
19:40ごろ、作業を一度中断して、夕食にする。夕食は、昼間食べに行ったすかいらーくのテイクアウトメニュー。僕が注文し、ロケ車のドライバーに取りに行ってもらったのである。20:00ちょうどに撮影再開。物撮りはまだ途中だったが、ひとまず中断して1階に機材を移動する。ここで、夜中も作業をする従業員の様子を撮影する。21:00ごろ、再び3階の応接室に戻り、物撮りの続きを行う。
22:30ごろ、ようやく今日の撮影終了。機材を明日最初に撮影する2階に運び込んでおく。企業を離れ、僕らがホテルに着いたのは23:00ごろだった。部屋に入ると、すぐに明日の準備を整え、シャワーを浴び、寝る準備を整える。ベッドに入り、眠りに就いたのは0:30ごろだった。