11:00ごろ荷物を持ってスタッフルームを出発。テレビ局に到着すると、大量の荷物を持ってスタジオに入る。スタジオには既に先輩のADが来ており、衣装の準備などをしていた。
先輩と話をしていると、なんでも昨夜、突然台本の内容に変更が入ったとのことだった。そこで、変更になった部分のカンペを書き換えなければならなくなった。先輩は物の準備が大変そうだったので、僕がカンペの修正をする。
12:45ごろから技術的な打ち合わせが始まる。道具の出し入れ、CGのタイミング、カメラの動きなどを打ち合わせていく。そして13:30ごろからリハーサルを始める。今日は物の準備の都合から、頭から通しのリハーサルはできなかったので、各ロールごとにリハーサルを行っていく。
リハーサルを終えたところで、僕と先輩のADは本番用の出し物の準備を始める。15:00ちょうどに本番スタート。本番は非常にスムーズに、かつけっこう楽しく行うことができた。
15:50ごろ本番終了。片づけは先輩のADに任せ、ディレクターと僕は次のネタ「ものまね」の構成打ち合わせに行く。これまでのリサーチ結果を反映させたものを、ディレクターが局のプロデューサーにプレゼンテーションしていく。一通り話を聞き終わったプロデューサーは、「これじゃまだぜんぜんネタが足りない」と企画を一蹴。今回このネタをやるのは難しいだろうということになる。どうしようか悩んだ結果、今日この段階で「ネタを変えよう」ということになった。新しいネタは「車エビ」。今日から早速リサーチを始めなければならなくなった。
収録で使った荷物を持ってテレビ局を出る。そしてタクシーに乗ってスタッフルームに戻る。部屋に入るとすぐにリサーチを始める。この段階で時刻は17:30になっていたので、急いで電話しないと全く連絡がとれなくなってしまう。急いで電話番号を調べ、手短に事情を伝え、話を聞かせてもらう。
20:00ごろ、とりあえず今日話を聞けるところには電話し尽くしてしまった。残りは明日。気合いを入れてリサーチをしなければ大変なことになってしまう。
僕が荷物をまとめて帰り支度をしていると、先輩ADが声をかけてきた。
先輩「家の近くに川があったりします?」
隊員「はい、目の前が川です」
先輩「それじゃ、ナマズをその川に流しておいてください」
隊員「・・・」
ということで、ロケ及び収録用として集めた「ナマズ7匹」「ドジョウ5匹」「ザリガニ3匹」を、僕のうちの目の前にある神田川に放流しなければならなくなった。「勝手にそんなことしていいのか?」と思ったが、それ以外に処分する方法がないので仕方がない。大きめなビニール袋に全ての魚を詰め、タクシーで神田川に向かう。
神田川に着くと、荷物を置き、魚が大量に入ったビニール袋を取り出す。人通りの途絶えたタイミングでビニールの中身を川に投棄しなくてはならない。このときの、ビニール袋を持って川のほとりでキョロキョロしている僕は、どう見ても「死体遺棄」をしている人だった。まるでバラバラ殺人後の人体のパーツを持っているかのようだった。早くしないと、怪しく思った人が警察に通報してしまうかもしれない。人がいなくなった瞬間を見計らって、ビニール袋の中身を全て川の中に投入する。そして足早にその場を立ち去り、証拠のビニール袋を僕が住んでいるマンションのゴミ置き場に捨てる。とりあえず誰からも通報されることなく、21:30ごろ帰宅。