今朝は10:30ごろ会社に到着。急遽、処理しなければならない伝票が出てきたため、急いで伝票を処理する。12:30ごろ、伝票等の雑務を全て終了。荷物を持って会社を出る。
13:30ごろスタッフルームに到着。明日、いよいよ局で企画打ち合わせが行われるため、今日は気合いを入れてリサーチをやらなければならない。いや、これまでももちろん気合いが入ってはいたのだが、進行状況がいまいち芳しくなかったこともあり、今日中になんとか形になるぐらいネタを集めなければならないのだ。
15:00ごろディレクターがスタッフルームに入ってきた。そして僕の顔を見るなり大爆笑し始めた。何があったのだろう?と思ったのだが、よくよく考えてみたら僕には今、まゆ毛がないんだった。そして僕がまゆ毛を抜いてからディレクターに会うのは今日が初めてだった。「お前"まろ"だよ!」と顔を真っ赤にして大爆笑しながら僕に言った。かなりインパクトがあったらしい。リサーチ中もときどき僕の方を見て、笑いをこらえている様子がうかがえた。「もう、俺、お前を直視できない」と言われてしまった。「いっそのこと、今後それ(まゆ毛がない状態)で通すっていうのはどう?」と言われたが、そんなこととんでもない。ただでさえ、外出するときは帽子を深々とかぶってまわりから見られないように注意しているのに、これがずーっと続くと思うとブルーな気分になってくる。でも、何はともあれいいネタにはなっているようだった。
ネタはさておき、リサーチを続ける。するとスタッフルームの呼び鈴が鳴った。扉を開けると、外にはバイク便の配達の兄ちゃんが立っていた。兄ちゃんは僕を見るなり一歩後ずさっていた。非常にわかりやすい反応だった。気にせず伝票にサインをして荷物を受け取る。やはりまゆ毛の印象というのは人間にとって重要なものなのだろう。今や外を帽子なしで歩くと、ティッシュすら配ってもらえない状態なのだ。
18:00ごろ、構成作家がスタッフルームに来た。案の定、僕の顔を見た瞬間、上半身を後ろにずずぃとひっこめていた。事情を話し、一通り笑ったところで打ち合わせを始める。今の状態ではまだまだネタが足りないので、もう1ネタ、2ネタ加えないと番組を成立させるのは難しいだろうという話になる。
19:30ごろ作家が帰っていき、ディレクターと僕の2人でどうするか話し合っていく。ある程度調べる内容を固めたところで、「それじゃよろしく」と言ってディレクターは去っていった。残った僕はウェブでの情報収集に入る。ありとあらゆるウェブサイトをめぐり、ネタを集めていく。
20:30ごろ、同じ番組を担当している他社のADの女の子がスタッフルームに入ってきた。どうやら過去の同録VHSを取りに来たようだった。この女の子は初めて会う人で、今回初めてこの番組の担当になったとのことだった。いつも通り、「VHSはこの棚にあって、右側が貸出用、左側が保存用、そしてBETACAMはこっちの棚にあって・・・」という説明をしてあげる。ところがどうもこの女の子の反応が素っ気ない。何かにおびえているようだった。何か悪いことをしたかな?と考えていると、ふと夜の窓ガラスに映る自分の姿が目に入ってきた。そうだ!まゆ毛がないじゃないか!そう気づいた僕は、すぐさま事情を話してみる。「まゆ毛がない不審人物がいると思ったでしょ。実は番組の実験で・・・」という話をすると、ようやく「ああ!そうだったんですね」と納得して笑顔を見せてくれた。やはり不審人物だと思われていたらしい。そりゃぁ無理もない。自分で見ても不審なんだから、他人から見たら怪しさ100%に違いない。初めて行く雑居ビルの一室に、まゆ毛のない不審人物と2人きりになる状態がどういう気持ちか、想像するに余りある。事情を聞いて安心したようだったが、それと同時に「この番組ではADにこんなことまでやらせるんだ」と、今後の自分の身に対して一抹の不安を感じたことだろう。
しばらくするとADの女の子はテープを探し終わり、スタッフルームを去って行った。僕は引き続きウェブでのリサーチを続ける
23:00ごろ、荷物をまとめてスタッフルームを出る。