そんな日々もスタジオ収録が終わり、VTRとスタジオ部分の一本化編集、MAが終わると一段落した。そして今週の火曜日、局のプロデューサーへのプレビューが行われた。普段だったらそこで全て終了のはずなのだが、今回はそう簡単に事は運ばなかった。プレビューの段階でプロデューサーが、一カ所どうしてもわかりにくい場所があると主張。その場所を修正することになってしまった。わかりにくい場所というのはVTR部分だったのだが、なんだかんだでスタジオ部分にも修正が入ることになった。結局全体的に直しが入ることになり、編集とMAをやり直さなければならないハメになってしまった。
今日はその直し作業の日。9:30ごろ編集スタジオに到着。すぐに準備を始める。10:00ちょうどにディレクターが到着。編集が始まる。作業は順調に進み、12:30には全ての作業が終了する。ディレクターはこの段階でスタジオを出て会社に行った。僕はVHSへのコピーがあがるのを待ち、そのテープを持って音効さんのところに持っていく。
その後スタッフルームに寄り、大量の荷物を持って会社に向かう。15:30ごろ会社に到着。スタッフルームから持ってきた大量の荷物は全て僕の私物。来週から担当番組が変わり、日々の作業場所がスタッフルームから会社に変わるため、仕事の道具を全部移動させなければならないのだ。この1年、会社には僕専用のデスクというものは存在せず、先輩ADと共同の机しかなかった。というのもこれまで担当してきた番組はスタッフルームで作業することがほとんどだったので、会社にはAD2人分の机が用意されていなかったのだ。ところが今回番組が変更になり、会社が主な作業場所になったため、ようやく僕専用のデスクを用意してもらうことができたのだ。その机に資料、文具などを詰め込んでいく。しばらくするとディレクターから「これからすぐに局に行って、番組担当デスクにD2のジョブシートを渡して」と言われた。今回、編集の直しが入ったため、オンエアキューシートにも変更が入る。そのため、デスクに変更内容を伝えなければならないとのことだった。会社に着いてまだ10分も経っていなかったが、すぐに荷物を片づけ局に向かう。
16:30ごろ局に到着。編集スタジオに置いてあるD2からジョブシートを抜き取り、番組担当デスクのところに持っていく。デスクが確認を終えると、ジョブシートを受け取り、再び編集スタジオのD2に戻しておく。これで急ぎの作業は終了。この段階での時刻は16:45。20:00のMAまで時間が空いてしまった。やることも特になかったので、近くのファーストフードに入り、ハンバーガーを食べながら新聞を読む。新聞も読み終わってしまうと、近くの本屋に行き立ち読みをして時間をつぶす。
空いている時間でDVDを1枚購入する。購入したのはaikoのライブDVD「有楽町で逢いましょう」というもの。帰って見るのが非常に楽しみな1枚だ。ところがこのDVDを見る上でひとつ、大きな問題がある。それは昨日の夜、帰宅した際に気づいたことだった。
【回想】
帰宅後、いつも通り何気なくテレビのリモコンを手に取り、電源ボタンを押す。するといつも通り「バビョン」という音とともにテレビの電源が入る。ちょっとして番組の音が聞こえてきた。テレビの電源が入ったことを確認すると、僕は洗面所で手を洗い、パソコンの電源をつけ・・・と他の作業を始める。しばらくして何気なくテレビを見てみると、なんと画面が出ていないではないか!音だけ出ているのだが、画面は真っ黒なままだった。なんてこったい!これじゃテレビの意味がないじゃないか!そう思いつつ、もしかしたらちょっとしたケアレスミスの可能性も考えられる。とりあえずテレビの裏側をさぐってみる。しかしいつもと違うところはない。仕方ないのでテレビをたたいてみる。それでも全く画面は現れない。音だけが無情にも流れ続けていた。このテレビはまだ買って3年ほどしか経っていないのに、もう壊れてしまった。
前に使っていた14インチのテレビは大学4年間プラス社会人デビュー1年経過するまで問題なく使えていた。にも関わらず、今の28インチワイドのテレビはもうダメになってしまった。もしかしたら昔のテレビの方が構造が単純な分、壊れにくかったのかもしれない。何にせようちのテレビは壊れてしまった。仕方ないので持っていたポケットテレビでお茶を濁そうと思い、しばらく使っていなかったポケットテレビを引き出しの奥から引っ張り出す。電源を入れてみると、ウンともスンとも言わない。おい!とツッコミを入れたくなった。ポケットテレビも壊れていたのだ。これは僕にテレビを見るなということか?そんなことを考えつつ、どうにかしてテレビを見る方法を考える。その結果、一つ妙案が浮かんだ。ビデオデッキからケーブルを出し、それをDVカメラの入力に入れる。そうするとDVカメラの液晶画面にテレビの画面が現れた。しかし所詮はDVカメラの液晶画面。たったの数インチしかない。そんな画面でテレビ番組など見る気にもならない。そのため、テレビを見るのはあきらめ、有線を聞くことにする。
ということがあったので、今日DVDを買っても見ることができない。せめてもの救いは買ったDVDがライブのものだということ。これだったら最悪、映像がなくても音だけ聞いて楽しむことができる。そういう気持ちから、とりあえず買うことにしたのだ。
つづく