疾走ランナー

羽田からそのまま最寄り駅の京急大森海岸駅へ直行。コインロッカーに余計な荷物を全部詰め込んで改札を出てみると、不思議なことに異様なまでに人が多いことに気づきました。何があるのかサッパリわからず辺りを見回してみると、読売新聞とスポーツ報知の紙旗を持っている人が第一京浜沿いにズラリと並んでいる様子が目に入りました。そういえば今日は箱根駅伝の日。第一京浜は復路のクライマックスともなる場所。そりゃ人も集まるわけです。

しかし何を隠そう、僕はこれまで箱根駅伝を全く見たことがなかったりするので、沿道の人たちは気にせず品川水族館へ向かいます。歩道橋を渡って駅伝のルートと反対側の歩道へ移動。テクテク歩いていると、ふと腹が減っていることに気がついたので、目についた定食屋で昼食をとることに。食事を終えて店を出ると、警察が沿道へ乗りだしてあふれんばかりの人垣を押さえている様子が目に飛び込んできました。どうやら間もなくランナーが通過するような雰囲気。せっかくの国民的イベントなので、ちょっと撮ってみようかと思い、ルートとは反対側の歩道から望遠レンズで狙ってみました。

というわけで今日の写真は箱根駅伝の一コマです。この写真は、僕自身初めてトライする手法で撮影してみました。その手法とは「流し撮り」。自動車や鉄道など動いているものを撮影するとき、フツーに撮影してしまったらメインの被写体がブレて写ってしまいます。そこで動いているもののスピードに合わせてレンズも動かしながらシャッターを押すと、風景が流れるようにブレて、メインの被写体が止まって見えるのです。この手法、その存在ややり方自体は知っていたのですが、実際に自分で撮影するのは初めてです。結果として成功したのか失敗したのかもよくわからないのですが、とりあえず初トライの成果としてアップしてみることにしました。