散りゆく巨樹

六義園と言えばとても大好きな庭園。新緑の季節、紅葉の季節などなど、これまでも折りに触れて訪れていました。この庭園には超巨大なしだれ桜があって、「いつか満開の時期に訪れてみたい」と思いつつ、今まで一度も見たことがなかったのです。

ということで今日は六義園へ行ってきました。JR駒込駅から降りて庭園の入口へ辿り着いたとき、一瞬目を疑うような光景が広がっていました。なんと！あまりにも人が多くて入口の外にズラーっと行列ができていたのです。「それほどまでに有名スポットだったっけ？」と六義園の知名度に多少ビックリしつつ、列の一番後ろに並びました。

ほどなくして入場。急いでしだれ桜の下へ向かうと、そこにはピンクの花びらを可憐に揺らす巨木の姿を見てとることができました。ただ、やはり噂通り桜の花自体は多少散り始めている模様。花びらがけっこう落ちてしまって、代わりに見えるのは新緑の緑色。とは言っても、結果的には「ギリギリセーフ」。今まで六義園のしだれ桜を見てみたいと思い続けながらこの春を迎えたのですが、あやうくタイミングを逸してしまうところでした。多少散り始めていたとしても、見ることができただけでも大満足です。