視界の変遷

展望台に上って外を見てみると、この日は富士山どころか新宿のビル群すらかすんで見えるぐらい空気がよどんでいました。こればかりは仕方がないと思い、別の写真を撮ろうとカメラの準備をしていたところ、ちょっとした違和感に気づきました。なにやら前に見た光景と変わっているのです。よくよく見ると文京区役所と新宿の間に2つの高層ビルが建っていて、視界が遮られていたのです。幸いにも富士山が見える方向は見通せるようになっているのですが、広めの画角で写真を撮るとどうしてもビルが入り込んでいまいます。

東京という街はそもそも日々進化していく街であるゆえ、こういうことも仕方ないのかもしれないですが、せっかくの富士山撮影ポイントに制約が入ってしまう形になって、ちょっとだけ切なくなってしまいました。