晩秋の紅葉渓谷

大学卒業後も京都を訪れるときは桜や紅葉のピークを避けて、比較的のんびりできる時期を選んで訪れていました。ということで今回初めて紅葉ピークのこの時期に京都を訪れてみました。

比較的観光客が少ない穴場的なスポットを訪れることもできたのですが、今回せっかく紅葉ピークの時期に訪問するわけなので、あえて紅葉名所に飛び込んでみることにしました。

初日に訪れたのは南禅寺、永観堂。二日目に訪れたのは東福寺。いずれも超有名なスポットです。中でも東福寺は格別で、数百年前に境内の桜を全て撤去してモミジのみを残すという、秋の紅葉だけにフォーカスしたお寺なのです。

そんな東福寺で撮影したのが今日のこの写真。境内の通天橋から眺めた渓谷の様子です。通天橋からの眺めるモミジはとても見事なもので、息を呑むほどの美しい光景を目にすることができます。

なのですが、こういう場所って結局誰が見ても同じように美しいわけで、さらに言うと誰が写真を撮っての同じように美しく撮れてしまうものです。言うなれば絵ハガキ的な無個性な写真になってしまいがちなのですが、今回せっかく紅葉ピークの時期に紅葉名所を訪れたわけなので、あえて王道ベタベタな、絵ハガキ的なテイストで写真を撮ってみました。