3-03 マスコミスクールに通った方がよいのでしょうか?
 特に通う必要はないと思うのですが、通って何かを得られる人は通った方がよいかもしれません。というのも、就職活動時期に行われる短期のマスコミスクールは、ここに通ったからと言って何かを得られるものではないのです。試験対策、面接対策の授業が行われるのですが、そこで扱われる問題、面接の実例などは実際に行われる採用の際の試験、面接のごく一部をピックアップしたものなのです。ですから、そこから自分なりに出題傾向、面接傾向などを見つけ出さなければなりません。

 かくいう私も就職活動の際は大阪の朝日放送が行っているABCマスコミセミナーというものに通っていました。期間は3ヶ月ぐらいだったのですが、そこでやった内容は就職活動のごくごく表層だけでした。しかし、そこから就職活動全体の傾向、対策などを窺うことはできました。私にとっては、その内容はその後の就職活動で非常に役に立ちました。

 これは人によって自分自身にプラスに作用させることができる人と、そうでない人がいると思います。そのため、一概に「マスコミスクールは役に立つ」とは言い難いところがあります。ただ、アナウンサー志望者に関してはこの限りではありません。アナウンサーの場合は採用試験の際、そこそこしゃべれるようになっていなければなりません。これまで大学のアナウンス研究会などで練習してきた人ならまだしも、普通の人にとっては採用試験のレベルまで上達するのは大変だと思います。そういう意味でも、しゃべりの基本的レベルの向上のためにも、アナウンススクールなどに通った方がよい場合があります。ただし、これもただ単純に通ったからと行ってレベルが向上するわけではないということを理解しておきましょう。