街角散歩

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2008年6月 2日

線路脇の眺望

線路脇の眺望

今日は久しぶりの好天。当然のことながら写真を撮りに出かけるのですが、どこで何を撮るのか全く決まっていなかったので、とりあえずカメラを持って外出。半蔵門線で移動する道中、どこに行くかひたすら考えた結果、ふとひらめいたのが「千駄木」でした。ということで大手町で千代田線に乗り換えて千駄木へ。

千駄木は僕が上京してきて最初に住んだ場所。最初の一年間しか住んでなかったため、どこへ行けばどんな風景があるのかイマイチ記憶に残っていません。とりあえず昔よく歩いていた谷中銀座へ。ここは全国でも珍しい「成功している」地域商店街。通りは常に活気に満ちあふれ、人通りもすごく多いのです。実際今日歩いてみても、すれ違うのが大変なぐらい多くの人が行き交っていました。

しかし、ふと考えてみました。確かに昔からそれなりに賑わってはいましたが、これほどまで人通りが多くはなかったような気がします。不思議な気持ちのまま歩いていると、そこかしこに貼られているポスターや案内板みたいなものでなんとなくその理由を知ることができました。どうやら、谷中、根津、千駄木の一帯は観光地となっているようなのです。舎人ライナー開通で日暮里が注目されたことに加え、ここ最近、テレビや雑誌での露出が極めて多いとのこと。事実、今日もテレビ東京のロケクルー二組、ドラマのロケ隊一組と遭遇しました。

こういった事情が重なり、元来このエリアにあった「古き良き東京の風景を今に残す街」というイメージがうまく組み合わさって、多くの観光客が集まるようになったようです。中でもビックリしたのが人力車。浅草や鎌倉といった観光客でしか目にすることのない観光人力車が走っていたのです。この界隈がここまでメジャーになっているとは思いもよりませんでした。

ということで、観光客が集まる場所で写真を撮りまくりつつも、あえてちょっと離れた場所へ移動。訪れたのは西日暮里にほど近い諏方神社。だいぶ前に一度だけこの場所を訪れたことがあります。高い木に囲まれた境内は昼でも薄暗く、所々に差し込む木漏れ日が極めて印象的だったため、今日もあえて足を伸ばしてみました。そんな神社の境内で撮影したのが今日の一枚。

神社の横はJRの線路。山手線、京浜東北線、東北本線、新幹線の4路線が並んで走ります。この神社がちょっと高台にあるため、行き交う電車をじっくり見ることができます。見下ろせば行き交う電車、目を上げると東京東方の街並み。意外な場所で見つけた絶景ポイントをじっくり堪能できました。

アップロード日時 : 2008年6月 2日 00:06    撮影場所 : [ 荒川区 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 諏方神社 境内
撮影日時 2008年6月 1日 15:39
カメラ情報
カメラ Canon EOS 5D
フォーマットサイズ 35mm
ISO感度 100
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 1/800秒
レンズ情報
レンズ EF24-105mm F4L IS USM
焦点距離 24mm
絞り f/4.0

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