街の雰囲気

下北沢を訪れるのはすごく久しぶり。実に8年ぶりです。大学を卒業して上京したばかりのころ、2回だけ訪れたことがあります。特に何をするともなく、街をブラブラして、適当な店で食事をするぐらいのことしかしていなかったのですが、久しぶりに訪れてみて当時と何も変わってないことにビックリしました。都内はあらゆるところで再開発の手が入り、見慣れた風景がどんどん変わってるのに、下北沢はまるで時が止まっているかのように何も変化が見られませんでした。

東京の街って、それぞれの街に明確な特色があるとかねがね思っています。渋谷だったら高校生の街、秋葉原はオタクの街、新橋はサラリーマンの街と、それぞれの場所にイメージがあるんですよ。下北沢も、明確には言い表せないのですが、独特な色があるというのは感じられるのです。山手線沿線の街にはない雰囲気があるので、ある種新鮮な感覚でした。

地方都市だとこうはいかないんですよね。そもそも地方都市だと繁華街が一つか二つしかないわけで、どうしても全方位的な街にならざるをえないと思うのです。でも東京は人が多く繁華街もたくさんあるので、それぞれの街が色分けを明確にしても需要はしっかりあるんですよね。

今後は積極的に山手線外に飛び出してみようと思っているのですが、これまで感じたことのない雰囲気を醸し出す街と出会えそうで、今から楽しみです。