街角散歩

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2006年10月 8日

中秋の名月

中秋の名月

今日は駒込から王子にかけて歩きながら写真を撮りまくっていたのですが、よくよく考えてみたら昨日は大雨・強風。そして今日は快晴。空は青く高く、気持ちいいくらいの秋晴れ。ということは!もしやキレイな夕焼けを見ることができるかもしれない!と思い、夕焼け撮影に軸足をうつしました。

王子から都電荒川線に乗って東池袋四丁目へ。そこから歩いてサンシャインへ向かいます。サンシャインの展望台だったら夕焼けもキレイに見ることができるはず。そう思い、急ぎ展望台へ登りました。展望台の窓から外を見ると、それはそれは素晴らしく空気が澄んでいて、房総半島、ランドマークタワー、富士山など、普段は見ることができない遠くの景色がクッキリ見えるじゃないですか。「今日こそちゃんとした夕焼けを撮影できそうだ!」と確信。

今日の東京の日没時刻は17:18ごろ。日が沈んで雲が少しずつ色づいてきました。そのころ僕は展望台の西側の窓あたりでカメラを持って空の様子を見ていたのですが、そのときふと近くで観光客らしき中年女性の声が聞こえました。

「あれ太陽?大きいねぇ」
「??」

太陽はもはや沈んでしまったはずでは?と思い、ふとその女性を見ると、その方はなぜか東側の地平線付近を見ていました。不思議に思い、僕も東の空を見てみると、そこに見えたのは超巨大な月だったのです。

そういえば昨日、何かのニュースで「中秋の名月は10月6日だが、翌日7日の方がキレイな月を見ることができる」と報じられていました。それを見た僕は「おお!そういうことなら月を撮影してみよう」と思っていたのですが、そのことをすっかり忘れてました。

ということで撮影対象を急遽変更です。夕焼けはこの先もチャンスがあるかもしれませんが、中秋の名月を撮ることができる機会なんてこの先多分訪れないような気がします。大急ぎで東側がよく見えるポジションを探し、撮影しまくります。

ちなみに今日の月出は17:13。日没の5分前です。もっと早く気づいてたら東の地平線から出てきたばかりの月の姿を撮ることができたかもしれないと思うとちょっと残念です。この写真は17:29に撮影したもの。東の空を上り始めた月が雲に隠れ始めたところです。このあとしばらくして月は雲の上に顔を出し、明るく輝き始めました。

それにしても今日はうまい具合に月が撮影できてホントによかったです。月を太陽と勘違いして「あれ太陽?」と言っていた女性に感謝の言葉を贈りたいくらいです。

アップロード日時 : 2006年10月 8日 02:15    撮影場所 : [ 豊島区 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 サンシャインシティ サンシャイン60 展望台
撮影日時 2006年10月 7日 17:28
カメラ情報
カメラ Canon EOS 20D
フォーマットサイズ APS-C
ISO感度 100
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 1/125秒
レンズ情報
レンズ EF70-200mm F2.8L IS USM
焦点距離 200mm
絞り f/3.2

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