水面の雲間

そもそも皇居とは大きく分けて4つのエリアに分けられます。「皇居」「皇居東御苑」「皇居外苑」「北の丸公園」の4つです。このうち「皇居外苑」と「北の丸公園」はいつでも誰でも入っていい場所だということは知っていました。そもそも皇居外苑には内堀通りが通っていたりしますし、北の丸公園には「日本武道館」や「科学技術館」というような一般向けの施設があるため、そもそもこのエリアに入場するのに規制も何もないことは予想できました。事実、これまでこの2か所には何度も入ったことがあります。

一方、「皇居」「皇居東御苑」の2か所は普通に入場することができないエリアだと思っていました。そもそも「皇居」は天皇が住んでいる場所ですし、「皇居東御苑」には皇宮警察の本部があったりするため、許可なしに入ることは不可能だと思っていました。

ところが、実はそうでもなかったのです。先日、雑誌を読んでいると、「皇居東御苑の歩き方」みたいな記事が掲載されていたのです。よくよく読んでみると、皇居東御苑は入場時間に制限があるものの、時間内だったら無料で入ることができるようなのです。これはぜひ行ってみなければ！と思い、さっそく今日、皇居東御苑へ行ってきました。

大手門から中へ入っていくと、目に飛び込んできたのは巨大な石垣。さらに奥へ奥へと進んでいくと、巨大な芝生、天守閣跡などなど、まさにこの場所が元は「江戸城」であったことを思い起こさせる、スケールの大きな遺構が目白押し。

今日の写真は皇居東御苑の「日本庭園」で撮影したもの。朝から雲で覆われた空模様でしたが、昼すぎぐらいから雲の切れ間が見え始め、少しだけ太陽の光が降り注いでくる時間帯がありました。この写真は雲間から太陽の姿が見えたときに、蓮で覆われた池の表面を撮影したもの。水面に反射した太陽の光が、池から伸びる花の輝きを増しているかのように見えました。