街角散歩

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2008年7月13日

豪雨と落雷

豪雨と落雷

ここ最近、仕事でバタバタしていたため気づかなかったのですが、知らない間に夏になってました。といっても関東地方の梅雨明けはまだ。にも関わらず今日はまるで真夏のような日照り。そんなわけで夏っぽい写真を撮りに出かけました。夏と言えば海。ということで葛西臨海公園へ行ってきました。

JR京葉線のホームを出ると、初夏の日差しがとてもまぶしく、ジリジリと照りつける日光はまさに夏そのものと言った感じでした。公園をてくてく歩いて、海側のなぎさ公園へ移動。波打ち際にたどり着いたそのとき、太陽の光がサッと消えてしまいました。分厚い雲がドヨドヨと広がり、太陽の光を遮っている模様。何やらイヤな予感がしつつもウロウロしていると、公園内に放送が。

「現在、雷雲が西10キロほどの場所にあり、葛西臨海公園側に移動しています。砂浜は大変危険ですので、すぐに避難してください」

とのこと。「おいおい聞いてないよ」と思っていると、間髪入れずに巨大な雷鳴が轟きました。周囲の人も急いで砂浜から離れて葛西臨海公園側へ移動しはじめたのですが、せっかくなので雷の写真を撮ろうと思い、しばらく写真を撮り続けてみました。

雷の写真を撮ろうとトライしたことは何度もあるのですが、これまで一回も撮影に成功したことがないのです。そもそも雷はどこに落ちるかハッキリわからず、しかもピカッと光った瞬間にはもう姿が消え始めているので、正直な話、撮りようがないのです。こういう被写体の場合、採りうる手としては、やたらめったらシャッターを押しまくって、偶然写るのを待つしかありません。今日は雷のためだけに150回ぐらいシャッターを押して、その中で一枚だけ、細い雷が写ってくれました。それが今日の一枚です。

もうちょっと粘ってぶっとい雷を撮りたかったのですが、積乱雲が近づいているためか異様に風が強く、しかもあるタイミングから一瞬で風向きと風の温度が変わったため、「これはまずい!」と思ってダッシュで葛西臨海公園側の建物に避難したのです。建物に入る直前に大粒の雨がブワーっと降り始めたのですが、なんとかほぼ濡れずに避難することができました。

30分ほど激しい雨が降り注いだ後、また晴れ間がのぞいてきたので外に出てみると、過ぎ去っていった積乱雲が葛西臨海公園の東側、ディズニーランドあたりに雷を落としまくっていました。それにしても今回の積乱雲、まさに夏の気候そのものといった感じがします。まだまだ梅雨は明けないようですが、今日一日で夏をちょっとだけ先取り体験できたような気がしました。

アップロード日時 : 2008年7月13日 01:13    撮影場所 : [ 江戸川区 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 葛西臨海公園 なぎさ橋
撮影日時 2008年7月12日 15:25
カメラ情報
カメラ Canon EOS 5D
フォーマットサイズ 35mm
ISO感度 100
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 1/200秒
レンズ情報
レンズ EF24-105mm F4L IS USM
焦点距離 28mm
絞り f/4.5

コメント

おお、すごいですね。
僕は家の中から見ていましたが、どこに落ちるか/今か今かと始終見続けてしまいます。
それでもなかなかちゃんとは見られないのに、写真に撮るなんて!

投稿者 setomits : 2008年7月13日 09:24


>setomitsさん
雷の撮影はすごく難しいですね。これまでねらったことのある被写体の中では最高級に難しい部類に入ります。今回は小ぶりのものではありますが、一応撮ることはできたので、かなり嬉しかったです。

投稿者 コーヒー : 2008年7月14日 01:16


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