街角散歩

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2008年7月27日

夜空の大樹

夜空の大樹

今年も花火の季節がやってきました。毎年7月最終土曜日は隅田川と浦安で花火大会が行われます。隅田川の花火大会は超メジャー級。東京に住んでいる人がこの日、花火を見に出かけるということであれば、おそらく隅田川へ行くでしょう。しかしながら、浦安には浦安なりの魅力があるのです。かくいう僕は、一昨年、昨年と2年連続で浦安へ出かけ、花火の写真を撮影しました。

■昨年の花火写真
光と音の芸術
最後の大閃光

■一昨年の花火写真
花火師の演出
幾重もの閃光

そして今年もまた浦安の花火大会を見に行きました。花火大会の正式名称は「浦安市納涼花火大会」というもの。この大会の由来、特徴などは一昨年、昨年の作品ページに書いているので詳細は割愛。ざっくり言うと、江戸時代から続く花火師の家系、「宗家鍵屋」が都内で唯一主催する花火大会なのです。

毎年のことながらゴザを持って早めに席取り。15:00ごろ会場に到着したのですが、けっこうスペースが空いていて、余裕で席取り完了。これも毎年のことながら、なぜか浦安の花火大会は人が少ないのです。開始ギリギリの時間帯でもそれほど混んでおらず、座ってゆっくり花火を見られるのです。ゴザの上で寝転がって、のんびりビールを飲みつつ本を読みながら、開始までの時間をつぶしました。

そして19:30。いよいよ花火大会スタート。いつも思うのですが、花火の撮影は極めて難しい。真っ暗な中に突然明るい花火が一瞬だけ開くわけですから、絞りとシャッタースピードのバランスが全く定まらないのです。当然のことながら設定はすべてフルマニュアル。勘とタイミングが命だったりするので、とにかくいろんな設定を試みながらシャッターを押しまくります。そういう感じでとりあえず撮ってみたのが今日の一枚。

連続して打ち上げられる花火を撮影したものです。写真下部の薄暗い場所にポツポツ白っぽい光が見えるのは、ケータイ電話のバックライトです。打ち上げの最中、みんなケータイを取り出して花火の写真を撮ろうとしていました。こう言ってしまってはアレですが、ケータイカメラで花火を撮ることはほぼ不可能に近く、写ったとしてもイメージとかけ離れたものになってしまうもの。にも関わらず、みんな果敢にケータイを空へ向け写真を撮りまくっている様子は、もはや執念にも似たものを感じられました。

アップロード日時 : 2008年7月27日 18:37    撮影場所 : [ 千葉 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 浦安市日の出地区 第30回浦安市納涼花火大会
撮影日時 2008年7月26日 20:45
カメラ情報
カメラ Canon EOS 5D
フォーマットサイズ 35mm
ISO感度 100
露出プログラム マニュアル
露出補正 ±0EV
露出時間 1.6秒
レンズ情報
レンズ EF24-70mm F2.8L USM
焦点距離 40mm
絞り f/8.0

コメント

おお、花火大会にいらしてたんですか。僕は会場のすぐそばに住んでいるのですが、今回は外出していて見逃してしまいました。
うちからは東京湾/房総半島/アクアライン/葛西臨海公園の観覧車/東京タワー/ディズニーランドの花火あたりがきれいに見えます。天気が良ければランドマークタワー/富士山なんかも。また浦安方面にお越しのときは是非撮影にお使い下さい。

投稿者 setomits : 2008年7月29日 07:38


>setomitsさん
あ!setomitsさんこのあたりに住んでるんですね。
浦安の花火大会は天下一品!毎年ここで花火見てます。
花火大会でないときでも、このあたりはなかなか見ごたえ
があるものが多いので、今後も頻繁に訪問すると思います。

投稿者 コーヒー : 2008年8月16日 02:11


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